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「1秒先の彼」第25回台北映画祭に出品、岡田将生・山下敦弘・宮藤官九郎が現地訪問

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「1秒先の彼」場面写真

岡田将生と清原果耶がダブル主演を務めた「1秒先の彼」が、第25回台北映画祭のガラ・プレゼンテーション部門に正式出品されることがわかった。

京都を舞台とする本作では、何をするにも人より1秒早いハジメと1秒遅いレイカが“消えた1日”をめぐって不器用な恋を繰り広げるさまが描かれる。岡田が郵便局の窓口で働くハジメ、清原が大学7回生のレイカ役で出演。監督は山下敦弘が務め、脚本は宮藤官九郎が担当した。

6月22日から台湾で開催される第25回台北映画祭。岡田、山下、宮藤が現地を訪れ、記者会見やフォトコール、Q&Aに参加する。また原作の台湾映画「1秒先の彼女」を手がけた監督のチェン・ユーシュン、キャストのリー・ペイユー、リウ・グァンティンの特別参加も決定。岡田らと交流する予定だ。

映画祭への参加について山下は「台北映画祭には2019年に審査員として参加しました。その映画祭に今度は自分の映画で参加できることが、とても嬉しいです」と述べ、「台湾の皆さんがこの作品を観て、どう思うのかな……と緊張しながらも、チェン・ユーシュン監督はじめ、オリジナルのキャスト・スタッフの皆さんにも楽しんでいただける作品になっていたら本望です」と期待を込めた。

なお「1秒先の彼」は第25回上海国際映画祭GALA部門でのワールドプレミア上映も決定。6月9日から18日まで中国・上海で開催され、本作は6月10日に上映される。山下は「苦役列車」以来、約11年ぶりに同映画祭の舞台挨拶に登壇する。

「1秒先の彼」は7月7日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。

山下敦弘 コメント

台北映画祭で「1秒先の彼」を上映していただけること、とても光栄です。台北映画祭には2019年に審査員として参加しました。その映画祭に今度は自分の映画で参加できることが、とても嬉しいです。チェン・ユーシュン監督作品は面白くて完成された世界観を持っています。僕たちなりに日本でリメイクすることの意味を考えながら、悩みに悩み、素敵なスタッフ・キャストとともに「1秒先の彼」という作品を完成させました。オリジナルとは設定を少し変更し、舞台を京都にしたことで、日本でのリメイク作品としての意義を持ち、物語やキャラクターが生き生きとしたものになったと思います。「1秒先の彼女」を観て、「台湾に行きたい!」と思いましたが、「1秒先の彼」を観て、台湾の方々にも「京都に行きたい!」と思ってもらえたら嬉しいです。台湾の皆さんがこの作品を観て、どう思うのかな……と緊張しながらも、チェン・ユーシュン監督はじめ、オリジナルのキャスト・スタッフの皆さんにも楽しんでいただける作品になっていたら本望です。

(c)2023 映画『1秒先の彼』製作委員会