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資生堂のクリエイティブワークを注目のインスタレーションとともに紹介『あいだ に あるもの』6月6日から開催

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1971年 エムジー5 C:細川拓一郎・Ph:小川隆之・AD:犬山達四郎・D:中山禮吉・ST:淵崎絹枝・M:草刈正雄/団時朗

資生堂が時代ごとに創造してきたクリエイティブワークの一端を紹介する企画展シリーズの第一弾として、1970年代にフォーカスした展覧会が、東京・銀座の資生堂ギャラリーで、6月6日(火)から7月30日(日)まで開催される。

1970年代は、若者たちのファッションやライフスタイルに影響を及ぼす雑誌メディアが登場し、多くの流行を生み出した時代だ。資生堂もまた、こうした時流にのって広告を展開したが、その際に特徴的だったのは、商品をダイレクトに訴求するというよりは、むしろビジュアル・イメージとコピーとの間にあるギャップや余白から生じる物語性によって、観る者を魅了したことだという。さらにその広告をシリーズとして展開することで、独特の世界観を浮かび上がらせ、ブランドイメージを強固なものとしていった。

このイメージとコピーとの組み合わせのギャップや余白、すなわち「あいだにあるもの」に注目する同展は、1970年代の資生堂を代表するブランド「シフォネット」や、男性用化粧品「MG5」「ブラバス」、香水「モア」などの雑誌広告約150点をグラフィックと映像で紹介するもの。その「あいだにあるもの」によって、来場者の想像力をかきたて、当時の広告がもっていたエレガンス、センシュアリティ、ユーモアなどの魅力が伝わるような展示になるという。

また同展のもうひとつの魅力は、1970年代の作品のみならず、現代のクリエイターたちによる映像と音のインスタレーションも登場すること。参加するのは昨今注目を浴びているアンビエントユニット「UNKNOWN ME」のメンバーでもあるグラフィックデザイナー/アーティストの大澤悠大とプロデューサー/建築家のH.Takahashi、そしてビジュアルアーティストの原田康だ。現代のアンビエント(環境)音楽とともに、1970年代の作品を見ることで、新たな驚きと発見が得られることだろう。

なお、今年3月に逝去された俳優の団時朗氏が「MG5」をはじめとした資生堂のモデルとしても活躍されていたことから、同展では故人を偲び、同氏出演の広告作品をスペシャルムービーとして上映する予定だ。

<開催情報>
資生堂のクリエイティブワーク Series.1 『あいだ に あるもの ー1970年代の資生堂雑誌広告からー』

会期:2023年6月6日(火)~7月30日(日)
会場:資生堂ギャラリー
時間: 11:00~19:00、日祝は18:00まで
休館日:月曜
展覧会紹介ページ: https://gallery.shiseido.com/jp/exhibition/6201/?rt_pr=trn21

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