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『三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions』6月10日より開催 未発表作から最新作まで200点を超える絵画と彫刻作品を公開

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三沢厚彦《Animal 2020-03》2020年 ©Misawa Atsuhiko Courtesy of Nishimura Gallery

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動物をモチーフとした彫刻で知られる現代彫刻家、三沢厚彦の個展『三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions(アニマルズ/マルチ・ディメンションズ)』が、6月10日(土)〜9月10日(日)、千葉市美術館で開催される。

1961年京都生まれの三沢は、自然の中で遊び、仏像や寺社に親しむ幼少期を過ごすうちに彫刻家を志すようになる。東京藝術大学及び同大学院で彫刻を学び、1990年代には流木などを寄せ集めて作品を制作。2000年代から、動物を樟(くすのき)で彫り、油絵具で着彩する「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズを手がけ、評価を得ている。

身近な犬や猫から、トラ、クマ、ライオンなどを経て、近年では空想上の生き物である麒麟やキメラといった複数の動物を組み合わせる表現にも発展。動物の等身大あるいは少し大きなサイズで作られており、静かな表情でありながらも、どことなく愛らしさやユーモアも感じさせる。また、彫刻だけでなく絵画も手がけている。

2007年から各地の美術館で発表が続いているが、美術館のみならず、林の中、街の中など置かれる場所によっても表情が違って見えるのも「ANIMALS(アニマルズ)」シリーズの興味深いところだ。そこには、作品と空間の関係に対する作家独自の感覚が発揮されている。今回の展覧会では、「多次元」をテーマに、大谷幸夫設計による千葉市美術館全体を会場として、90年代の初期未発表作から最新作まで200点を超える絵画と彫刻作品を展示するほか、会場で作家が新作を制作するというから楽しみだ。美術館全体を巡りながら、様々な場所で動物たちと遭遇することになる。

会期中には作家自身によるギャラリートークやワークショップのほか、ミュージシャンで画家でもある山本精一のライブもあるのでイベントもチェックしてから出かけよう。

<開催情報>
『三沢厚彦 ANIMALS/Multi-dimensions』

会期:2023年6月10日(土)~9月10日(日)
会場:千葉市美術館
時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館の30分前まで)
休室日:6月12日(月)、19日(月)、26日(月)、7月3日(月)、10日(月)、18日(火)、8月7日(月)、21日(月)、9月4日(月)  ※7月3日(月)、8月7日(月)、9月4日(月)は全館休館
料金:一般1,200円、大学生700円
公式サイト:
https://www.ccma-net.jp/

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