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赤澤遼太郎と”マッスルズ”が「マッシュル-MASHLE-」で筋肉の表現に挑戦!

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インタビュー

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「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEで主人公マッシュ・バーンデッドを演じる赤澤遼太郎 (C)甲本 一/集英社 (C)「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE製作委員会

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ようやく僕の筋肉が活躍する時が来ましたね!

「週刊少年ジャンプ」で好評連載中、4月からテレビアニメも放送が開始された「マッシュル-MASHLE-」。主人公のマッシュ・バーンデッドは魔法を使えないにも関わらず魔法学校に入り、自身の鍛え抜かれた筋力(パワー)で「神覚者」をめざす。今回の舞台化でマッシュを演じる赤澤遼太郎は、これまで演じてきた役柄からすると肉体派のマッシュは意外な配役にも感じられるが……?

「どちらかといえば“かわいい” タイプのキャラクターを演じることが多かったので、『なんでパワー押しのキャラクター?』と思う方もいらっしゃるかもしれませんね。でも実は僕、結構体格がいいんですよ。以前『筋肉がつきやすくなっちゃうから腕立て伏せや筋肉トレーニングは一切しないで』って言われたくらい。でも、ようやく僕の筋肉が活躍する時が来ましたね!」

「マッシュル-MASHLE-」という作品そのものについては、どのように感じているのだろうか。
「魔法が使えないなか腕っ節だけで戦っていく、わかりやすい設定・ストーリーに惹かれました。疾走感やギャグのテンポもすごく好みで、いつも楽しく読んでいました」

ではマッシュという人物については?
「一見無表情であまりしゃべらないところは典型的な主人公のキャラクターとは違うようにも見えるけど、決めるべきところではちゃんと決める。あと僕自身も家族が大好きなので、育ててくれたじいちゃん・レグロへの家族愛に共感しています」

そして本作の総合演出は松崎史也、演出・振付は伊藤今人(梅棒/ゲキバカ)、脚本は亀田真二郎、振付は梅棒(野田裕貴・多和田任益)とえりなっち。
「エーステ(MANKAI STAGE『A3!』)など、他の作品でもご一緒させていただいている方たちばかりなので、すごく安心感があります。マッシュについては『感情表現は少ないけど、それは感情が表に出ないだけ。けっしてロボットに見えないように演じてほしい』と言われています。舞台でそれを表現するためには、繊細に表す部分と誇張すべきところはどこで、どのくらいやればいいのか。今人さんと一緒に創っていきたいですね」

“マッシュ with マッスルズ”? 舞台ならではの「筋肉魔法」の演出にも期待

舞台ならではの演出としては、“肉体派舞闘集団”と呼ばれるダンスチーム「FULLCAST RAISERZ」「RAISERZ A.R.M.Y」のメンバーによる「マッスルズ」が、観客にしか見えない筋肉の妖精としてマッシュの筋肉魔法を表現するという。

「“マッシュ with マッスルズ”みたいな感じになるんですかね。僕も台本を読んだだけでは、どんな感じになるのかまったく想像できなくて。今人さんがどういうふうに演出するのか、楽しみにしています」

(C)甲本 一/集英社 (C)「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE製作委員会

また、マッシュを取り巻く人々のキャスティングにも注目したい。赤澤自身としては、ミュージカル『チェーザレ』で共演した岡幸二郎が魔法学校の校長ウォールバーグ・バイガン役だと知って、とても驚いたそうだ。ミュージカル界の誇る歌巧者の参加は、魔法を歌やダンスで表現するというこの舞台の魅力をさらに増してくれるはずだ。

「僕としても純粋に嬉しいです。その場にいらっしゃるだけで世界観を体現してくださる役者さんですから。ウォールバーグ校長が歌う場面もあるみたいですし。『チェーザレ』の時はご一緒する場面がなかったけど、今回はいろいろなお話をして、よりお近づきになれたら嬉しいですね」

アドラ寮のメンバーとマッシュとの関係にも注目してほしい、という。
「すごく濃いキャラクターがそろっているので、マッシュに友だちが増えていくストーリーの中でひとりひとりの個性に注目してもらえれば」

個性豊かなキャラクターが活躍する2.5次元舞台ならではの楽しさも難しさも、さまざまな面で感じているのではないだろうか。
「僕自身アニメや漫画が大好きなので、原作のキャラクターを自分の肉体を使って表現できることはすごく嬉しいし、なによりの喜びです。漫画に描かれていないコマとコマの間にある人間味だとか、お客様が共感できる部分をいろいろ見つけられることも楽しい。そこを読み取って提示したことを『ここはこういうことですか』『私はこう解釈しました』と言ってもらえると、みんなで一緒に行間を埋めていくようで、すごく嬉しいですね。単にキャラクターの扮装をするだけではなく生の舞台だからできることが、そこにあると思っています」

そういう思いをのせて、「マッシュル-MASHLE-」THE STAGEは動き出す。
「一人ぼっちだったマッシュが学園生活の中で仲間を増やしていくこと自体が素敵ですし、 “友情・努力・勝利”がしっかり描かれています。この舞台を観た方が優しい気持ちになって、例えばお年寄りや家族に優しくなる、友だちともっと仲良くなる、そういうきっかけになったら嬉しいですが、何より純粋に楽しんでほしいです!」

マッシュたちがいきいきと動き回るステージは、7月4日(火) より東京・兵庫にて。

取材・文:金井まゆみ

<公演情報>
「マッシュル-MASHLE-」THE STAGE

2023年7月4日(火)~7月11日(火)
会場:東京国際フォーラム ホールC
兵庫公演あり

公演公式サイト
https://mashle-stage.com/

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