新垣結衣主演でヤマシタトモコのマンガ「違国日記」が実写映画化、監督は瀬田なつき
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左から新垣結衣、高代槙生の原作イラスト。
新垣結衣主演で、ヤマシタトモコによるマンガ「違国日記」が実写映画化。「PARKS パークス」「ジオラマボーイ・パノラマガール」で知られる瀬田なつきが監督を務める。東京テアトルとショウゲートの共同配給のもと2024年に全国で公開されることがわかった。
原作は女性向けコミック誌・FEEL YOUNGで2017年7月号から連載され、累計販売数125万部を突破した同名マンガ。人見知りな小説家と、両親を亡くした姪という歳の差のある女性2人の同居生活を軸に、他人との関わり合いや大人が抱える正直な悩み、10代の繊細な心情をつづる。このマンガがすごい!2019オンナ編の第4位、マンガ大賞2019の第4位を獲得した話題作だ。そして6月8日発売の次号で6年の連載に幕を閉じることが発表されている。
新垣が演じるのは、交通事故で両親を亡くした姪を勢い余って引き取ることを決めた35歳の小説家、高代槙生(こうだいまきお)だ。葬式で無神経な言葉を吐く親族たちに我慢ならず、大きな決断をした槙生。しかし他人と住むことへの戸惑いを隠さず、人見知りで繊細な槙生の姿に、姪である15歳の田汲朝(たくみあさ)は困惑する。なかなか理解し合えない寂しさを抱えながら、一緒にいることで互いの癒えない傷口に自然と触れてしまう2人。やがて丁寧に日々を重ね生活を育むうちに、各々が抱える傷と向き合うようになっていく。
新垣は、槙生と朝を軸にした本作について「淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います」と語っている。
ヤマシタの著作が映画化されるのは「さんかく窓の外側は夜」に続いて2回目。今回の発表に「この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います」とコメントを寄せた。監督の瀬田は「とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います」と述べた。
映画「違国日記」は企画・制作を東京テアトルが担当。朝役のキャストは明らかになっていないため続報を待とう。
新垣結衣 コメント
淡々として、ゴワゴワして、ヒリヒリして、じんわりして。槙生と朝が一緒に過ごした時間には、そんな一言では表せないような想いがたくさん詰まっていて尊く感じました。ただの親戚でも親子でも友達でもない二人の関係性が好きです。見える世界が少しずつ広がっていくとき、じんわりとしたあたたかさが感じられる作品になると良いなと思います。
瀬田なつき コメント
読むたびに、たくさんの発見をもらう大切な漫画「違国日記」を映画化できること、そして、新垣結衣さんをはじめとする素晴らしい皆さんとともに作れることに、とてつもないゾクゾクと、ワクワクがざわめいています。いつもの世界が、映画を見終わった後、ちょっと新しく見えるような、そんな暮らしを描けたらと思います。ひとりでも多くの人に、この映画を届けられるよう、キャスト・スタッフみんなで丁寧に誠実に作っていきたいです。楽しみにしていてください。
ヤマシタトモコ コメント
この世の誰よりも私が最も驚いていますがなんと映画になります。映画での朝と槙生の風景を楽しんでくださればと思います。
(c)2024『違国日記』製作委員会