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“たばこ税20000%”の未来描く、無限のネコ定理の公演が開幕 西覚「感想が非常に楽しみ」

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無限のネコ定理 第2回本公演「ロケット・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・シガレット」より。

無限のネコ定理「ロケット・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・シガレット」が、6月7日に東京・BUoYで開幕した。

無限のネコ定理は、桐朋学園芸術短期大学の卒業生たちにより昨年旗揚げされたユニット。第2回公演となる今回は、脚本・演出を西覚が手がける。

2238年の日本では、平和な世界の実現のため、企業による統制システムが実現。同時に、健康増進法の大改正により、たばこ税が20000%に上昇し、たばこの存在が徹底的に抹消された。そんな中、ワタナベ・サカキは政府の検閲をくぐり抜けた映画をきっかけに、たばこの存在を知る。サカキはたばこの魅力を広める活動を始めるが、その行動はすでに政府の監視下にあり……。

開幕に際し、西は「今回は今から200年後の、タバコの存在が忘れ去られた未来のお話です。タバコについて書かれている文献を色々と読み漁りました。愛煙家はたばこ税の上昇に大反対し、嫌煙家はタバコの持つ健康被害を並べ立ている。多くの意見がお互いを攻撃しあっている対立構造がそこにはありました。この社会に存在する全ての人が住みよい社会にしていくためには、ある一方の視点だけでなく、その中間の視点を持つことが重要だと思っています。BUoYという劇場空間が喫煙者と非喫煙者の中間の視点になることを目指して、作品を作って行きました。が、どうでしょうか。今回個人的にみなさまのご感想が非常に楽しみな公演になっております。みなさまのさまざまな意見を残していただければ、幸いです」とコメントした。

出演者には無限のネコ定理の阿部将生、浅野悠那、すやまあきら、松尾元勢に加え、河住沙紀、hikari、入来悠大、高見美儀、南木春香、古口圭介が名を連ねている。上演時間は休憩含め約2時間20分。公演は6月11日まで。

無限のネコ定理 第2回公演「ロケット・フィルド・ウィズ・リグレット・アンド・シガレット」

2023年6月7日(水)~11日(日)
東京都 BUoY

脚本・演出:西覚

キャスト

ワタナベ・サカキ:阿部将生
フミコ・オトギリ:河住沙紀
ジョーンズ:松尾元勢

カワバタ・ソウジロウ:浅野悠那
モリ・サワタリ:すやまあきら

デジタル庁長官:hikari
遺伝子工学によって生体コンピューターとして蘇った七三分のヒゲ男:入来悠大
SHO役員:高見美儀
WHK会長:南木春香
企業経済連盟会長:古口圭介

※高見美儀の「高」ははしご高が正式表記。