JACROW「経済3篇」スタート、中村ノブアキ「見どころは俳優ひとりひとりの葛藤」
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JACROW #33「経済3篇」、「ざくろのような」より。左から谷仲恵輔、狩野和馬、吉田テツタ、小平伸一郎。(撮影:鈴木淳)
JACROW「経済3篇」が、昨日6月8日に東京・新宿シアタートップスにて開幕した。
本公演は、ビジネスマンを描く過去作の中から3作品を、“経済戦争”を軸に回替わりで上演するもの。上演作には「ざくろのような」、「焔~ほむら~」、そして短編「つながるような」がラインナップされた。「ざくろのような」は2015年に初演された作品。トップエンジニアの野間に中国企業からヘッドハンティングの声がかかるが、会社は生き残りをかけて野間にある開発を依頼し……。「焔~ほむら~」は2018年に初演された作品で、電気自動車の開発に社運を賭けているイチバ自動車の物語が展開。「つながるような」は、「ざくろのような」のスピンオフドラマとなる。
脚本・演出を手がける中村ノブアキは開幕に際し「ビジネス劇と銘打ってますが、描いているのは人間です。彼らの苦悩が悲劇にも喜劇にも見えるという。そういう意味で見どころは俳優ひとりひとりの葛藤です。ぜひ彼らを観に劇場に足を運んでいただきたく。心よりお待ちしております」とコメントした。
上演時間は「ざくろのような」が約1時間52分、「焔~ほむら~」が約1時間50分、「つながるような」が約20分。東京公演は6月18日まで行われ、その後7月8・9日に「ざくろのような」「つながるような」のみ愛知・穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペースでも上演される。
JACROW #33「経済3篇」
2023年6月8日(木)~18日(日)
東京都 新宿シアタートップス
2023年7月8日(土)・9日(日)
愛知県 穂の国とよはし芸術劇場PLAT アートスペース
脚本・演出:中村ノブアキ
「ざくろのような」
出演:小平伸一郎、狩野和馬、宮越麻里杏、谷仲恵輔、福田真夕、芦原健介、佐藤貴也 / 吉田テツタ、堤千穂
「焔~ほむら~」
出演:小平伸一郎、狩野和馬、宮越麻里杏、谷仲恵輔、芦原健介、江口逢、佐藤貴也 / 堤千穂、菅野貴夫、津田修平
「つながるような」
出演:小平伸一郎、福田真夕
※「焔~ほむら~」の上演は東京公演のみ。