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ラグビーワールドカップへ日本代表合宿スタート! ジョセフHC「ファイナルへ向けたチーム作りを」

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堀江翔太 (C)スエイシナオヨシ

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いよいよラグビー日本代表の浦安合宿がスタート。9月8日(金)・フランスで開幕する『ラグビーワールドカップ(RWC)2023』を向けて最後の仕上げに取り掛かった。6月12日、合宿初日の午前練習後にはジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチをはじめ、昨秋の活動でキャプテンを務めたHO坂手淳史、チーム最年長37歳のHO堀江翔太、初の代表キャンプに臨んだWTB木田晴斗がメディア対応に登場。取材陣の質問に答えた。

ジェイミー・ジョセフ日本代表ヘッドコーチ (C)スエイシナオヨシ

ジョセフHC「素晴らしいスタートを切れた。昨日フィットネステストをしたが、90%以上の選手がターゲットをクリアした。本当に選手たちはコミットする気持ちを持っているし、万全な状態でこの合宿に臨んでくれている。ケガ人はいるが、シリアスなケガ人はいない。『パシフィックネーションズシリーズ(PNS)』に向けて、いい準備ができると思っている」

浦安合宿の強化ポイントを問われると、指揮官はこのように返答した。
「『RWC』まで100日ある。しっかりリコネクトすること、チームとしてつながりを高めることが大事だと思っている。まずS(ストレングス)&C(コンディショニング)でパワーをつけることと、チームで再確認すべきことを確認したい。しっかり確認しながらチーム作りができればと思っている」

合宿のテーマは三つだ。
「三つのキーポイントがある。ひとつ目はフィジカルコンディションのところ。選手たちは3~6週休んですごくやる気に満ちている。『RWC』まで日にちがあることを考え、キャンプ中にピークを迎えるのではなく、コーチとしてピーキングをどこに持っていくかしっかりプランニングしていきたい。ふたつ目はオーストラリアからスペシャルなディフェンスコーチ(ジョン・ドネヒュー)がスポットで来てくれた。違うメンタリティを教えてくれているし、『RWC』で成功するために必要なメンテリティを教えてくれている。三つ目は自分たちのゲームをどんどん成長させていくこと。選手全員がチーム戦術を理解することが大事」

ジョセフHCは決勝を見据えたチーム作りをすると言う。
「ファイナルへ向けてのチーム作りをしていく。ファイナルへ行くためにまずベスト8に入らなければならない。ファンも期待していると思う。時間をかけてしっかり準備したい。ステップバイステップで選手がケガをせずに前へ進んでいくことが大事」

2月に代表合宿が始まり、『スーパーラグビー』を戦った2019年に比べて、準備期間が少なくなったが。
「コーチとしては限られた日数でやるしかないと理解している。練習で言うと、『PNS』の最後の試合の時には十分なテストができると思っている。『リーグワン』で6か月プレーし、タフな試合をしてきた選手もいればそうではない選手もいる。『RWC2019』では『スーパーラグビー』で毎週毎週タフな試合をしていた。東京、ヨハネスブルグ、シンガポール、ニュージーランドと世界中を飛び回った。合宿が50日でも、そんな気にしていない。40日だろうと60日だろうと受け入れるしかない」

ジョセフHCは主将を決めかねていた。
「今決めるのは難しい。リーチ(マイケル)や坂手、堀江、流(大)、主将にふさわしい選手がたくさんいる。今決めるのはまだ早い。合宿が進めば判断できると思っている」

さらに代表初選出の木田、CTB長田智希に期待を寄せた。
「素晴らしい。『リーグワン』でも一貫性のあるパフォーマンスを見せてくれた。だから選んだ。ここから彼らのチャレンジはチャンスを与えられた時、彼らがしっかり手にすることができるかどうか。もしかしたらチャンスは1回のチャンスしかないかもしれない。もう100日しかないし、5試合しかない、若い選手たちはその1回のチャンスをしっかり取っていかないといけない」

坂手淳史 (C)スエイシナオヨシ

選手たちのコメントは次の通り。
坂手「楽しみ。合宿が今日からなので、『RWC』が楽しみにしているので。
(合宿は50日だが)僕ら次第だと思う。時間は決まっているので、その時間の中でどうまとまってどう落とし込んで、自分たちのものにしていくか。時間を大切にしていきたい。
(主将は未定だが)その場その場で自分の役割をやるだけ。
(今日の練習は)今日はディフェンスの確認。並びやナンバリング、どうホールディングしていくか。まだ午前中だけなので全然まだ基本の基本だけ。 (ミーティングで確認したことは)3日前に集まって、もう1回エベレストに登るということで、自分たちの言葉、自分たちの価値がどういうところに置くか話した。“絆”“勇気”“導く”という自分たちの言葉にバリューを乗せていく。(絆・勇気・導くは)1年前、自分たちのゲームをどう作っていくか、組織を作っていくか、集団を作っていくか、みんなで話し合って出てきた言葉。僕らはひとりでは戦えない、強固な絆がないと戦っていけない。強敵、僕らよりもレベルが上だと言われている相手に戦っていくためには勇気が必要。誰かに頼るのではなく一人ひとりがドライブして導かないといけない。そういう意味で大事な言葉」

堀江翔太「ちょっと緊張感を持ってやっている。
(合宿は50日だが)2019年に比べると去年の春はチームになるのが早かった。みんなの理解度も高かった。年々は早くなっている。すぐ集まったらすぐできるのは年々よくなっているので、チームになるのは早いのでは。
(個人としては)フィジカル、メンタル、スキルと色んなコーチが来ているし、タックルコーチも来ているので、心技体すべてで成長できればいいかなと思う。
(リーダーとして)この年なのでリーダーと言われなくても、やらないといけないことがあるし、伝えないといけないこともある。良くも悪くもオンもオフもなく見られているので、リーダーだからちゃんとやるというわけではない。自分は年長者として伝えていきたい。馴染んでいければ質問もされると思うし、色々伝えていければと思う。
(4度目の『RWC』へ向けて)もう最後なので、3度目の時も最後かもしれないと言ったが、同じ感じで最後と思いながら毎練習毎練習しないと後悔できないので。後悔がないようにいい練習していい大会になれば」

木田「本当にここから『RWC』へ向かって、学ぶこともあるし、しっかり成長して迎えたいと思う。
(アピールするポイントは)ハイボールのコンテスト、自分の得意なランニングスキルを見せていければと思っている。WTBなので、まず得点を取りたいというのがあるが、ディフェンスや相手にプレッシャーを掛けて、トイメンの相手に勝ったり、誰が見ても活躍している、必要だと思ってもらえる活躍をしたい。
(WTBのサバイバルを生き残るために)総合力で勝つこと。それぞれランニングスキルのタイプは違うと思うが、ハイボールのコンテストやワークレートでしっかり勝っていきたい。
(目標は)まず『RWC』へ出て活躍すること。
(ジョセフHCはチャンスは1回かもしれないと言っていたが)1回どうこうしたからと言ってチャンスを生かせるとは思わないので、WTBの総合力、色んな部分でアピールしたい」

木田晴斗 (C)スエイシナオヨシ

ラグビー日本代表36名

【PR】
稲垣啓太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)45
クレイグ・ミラー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)9
シオネ・ハラシリ(横浜キヤノンイーグルス)0
具智元(コベルコ神戸スティーラーズ)21
垣永真之介(東京サントリーサンゴリアス)11
ヴァル アサエリ愛(埼玉パナソニックワイルドナイツ)23

【HO】
堀江翔太(埼玉パナソニックワイルドナイツ)68
坂手淳史(埼玉パナソニックワイルドナイツ)33
堀越康介(東京サントリーサンゴリアス)7

【LO】
ジェームス・ムーア(浦安D-Rocks)13
ヘル ウヴェ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)16
サウマキ アマナキ(コベルコ神戸スティーラーズ)0
ワーナー・ディアンズ(東芝ブレイブルーパス東京)7

【LO/FL】
アマト・ファカタヴァ(リコーブラックラムズ東京)0
ジャック・コーネルセン(埼玉パナソニックワイルドナイツ)12

【FL】
福井翔大(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0
姫野和樹(トヨタヴェルブリッツ)25
リーチ マイケル(東芝ブレイブルーパス東京)78

【No.8】
ファウルア・マキシ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)5

【SH】
齋藤直人(東京サントリーサンゴリアス)11
流大(東京サントリーサンゴリアス)30
福田健太(トヨタヴェルブリッツ)0

【SO】
李承信(コベルコ神戸スティーラーズ)6
松田力也(埼玉パナソニックワイルドナイツ)29

【CTB】
ニコラス・マクカラン(東芝ブレイブルーパス東京)0
中村亮土(東京サントリーサンゴリアス)33
長田智希(埼玉パナソニックワイルドナイツ)0
中野将伍(東京サントリーサンゴリアス)6
ディラン・ライリー(埼玉パナソニックワイルドナイツ)10

【WTB】
シオサイア・フィフィタ(花園近鉄ライナーズ)12
木田晴斗(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)0
セミシ・マシレワ(花園近鉄ライナーズ)2
ジョネ・ナイカブラ(東芝ブレイブルーパス東京)0

【FB/WTB】
松島幸太朗(東京サントリーサンゴリアス)47

【FB/SO】
山中亮平(コベルコ神戸スティーラーズ)27
小倉順平(横浜キヤノンイーグルス)4

日本代表候補10名

【PR】
小林賢太(東京サントリーサンゴリアス)0
伊藤平一郎(静岡ブルーレヴズ)6

【HO】
中村駿太(東京サントリーサンゴリアス)0

【FL】
ピーター・ラブスカフニ(クボタスピアーズ船橋・東京ベイ)15
下川甲嗣(東京サントリーサンゴリアス)1
ベン・ガンター(埼玉パナソニックワイルドナイツ)5
テビタ・タタフ(東京サントリーサンゴリアス)15

【SH】
茂野海人(トヨタヴェルブリッツ)16

【WTB】
高橋汰地(トヨタヴェルブリッツ)1
レメキ ロマノ ラヴァ(NECグリーンロケッツ東葛)16
※所属チームの後の数字は代表キャップ数。

日本代表は6月12日~30日(金)・浦安合宿、7月3日(月)~8月3日(木)・宮崎合宿を実施。6月23日(金)・丸の内ビルディング1Fオープンイベントスペースにて2023新ジャージー発表会を開催。ジャパンXV として7月8日(土)・秩父宮ラグビー場にて『リポビタンDチャレンジカップ2023』オールブラックスXV戦に臨み、その後日本代表として7月15日(土)・えがお健康スタジアムにてオールブラックスXV戦、 7月22日(土)・札幌ドームにて『リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズ』サモア代表戦、7月29日(土)・東大阪市花園ラグビー場にてトンガ代表戦、 8月5日(土)・秩父宮にてフィジー代表戦に臨む。オールブラックスXV戦のチケット、秩父宮開催分は予定枚数終了、えがお健康開催分は発売中。『PNS』のチケットは6月14日(水)~15日(木)・先行抽選販売、6月24日(土)一般発売。

取材・文:碧山緒里摩(ぴあ)

リポビタンDチャレンジカップ2023/リポビタンDチャレンジカップ2023 パシフィックネーションズシリーズのチケット情報
https://t.pia.jp/pia/search_all.do?kw=%E3%83%AA%E3%83%9D%E3%83%93%E3%82%BF%E3%83%B3D%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%AC%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%972023

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