「Get Wild」に負けず劣らずの楽曲、小室哲哉「シティーハンター」OPテーマに自信
映画
ニュース

「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」イベントの様子。
「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」のイベントが、本日6月13日に東京・EX THEATER ROPPONGIで行われた。
イベントには冴羽リョウ役の神谷明をはじめ、新キャストであるアンジー役の沢城みゆき、海原神役の堀内賢雄、総監督のこだま兼嗣が参加した。神谷は今作の製作に関し「やっとかという思いとうれしさが同時に込み上げてきました」と感無量の様子。沢城は「劇場という大きな舞台で、夢が叶うような感じで出演が決まりました」、堀内は「テレビシリーズでは6話のゲストとして出させていただき、すごく緊張したのを覚えています。神谷さんのお芝居を見て、僕もいつかこういうお芝居ができるようになるのかなと思ったり。それから数十年経ちまして重要な役をやらせていただくことになりうれしいです」と喜びをあらわにする。
収録の前日は眠れなかったという堀内。「セリフに重みがあるので、とにかくOKをもらうまではがんばろうと」と振り返り、「一睡もせずに?」と聞かれると、「それはちょっと冗談で。少しは寝てます」と笑う。沢城は「神谷明とアフレコができるチャンスを逃すわけにはいかないって。こうやって声の力でキャラクターを立ち上げていくんだと思いました」と収録での感動を伝える。また「神谷さんと(槇村香役の)伊倉一恵さんが素敵なのは、相手の魅力を伝えながら2人で会話をしていたところ。『このほうが香っぽいんじゃないか』『リョウはちょっと違うんじゃないか』など、スタッフの方とすり合わせていて、今(キャラクターを)作ってるというエネルギーがありました」と回想した。
こだまはリョウの過去を表現することが難しかったと明かし、「何度もシナリオのやり取りをしながら、(原作者の)北条司先生からもたくさんのアイデアをいただき、やっと完成しました」と達成感をにじませる。今作が“最終章”であることについて神谷は「海原も出てくるし、これで終わりかなというつもりで演じたんですが、どうなんでしょうね。序章なのかなという印象もあります。この作品を僕の表現でお伝えしますと、ゲラゲラ、ワクワク、ハラハラ、ドキドキ、ジーン。ジェットコースターに乗っているかのように展開され、演じていてもほんっとに面白かったです」と力強く語った。
ここで、本作のエンディングテーマ「Get Wild」に加え、オープニングテーマ「Whatever Comes」も担当するTM NETWORKの小室哲哉、宇都宮隆、木根尚登が登場。小室は「ずっとオープニングをやりたかった。本当に念願ですから、うれしいしかないですよ」と笑顔に。「Whatever Comes」については「『Get Wild』に負けず劣らずの楽曲。90年代とか何年代風にということではなく、意識したのは今です。なるべく新しいものをと」と説明し、「僕たちは自信があるんですが、『シティーハンター』ファンの皆さんにどう思ってもらえるか。最初に聞こえてくるオープニングテーマなので、やっぱりエンディングテーマの『Get Wild』でまとめられちゃうのかなっていう気もしています(笑)」と冗談交じりに述べる。
「Get Wild」が体に染み込んでいるという神谷は「リハーサル用の映像をいただきまして、その時点で完成している曲に加え、もちろん『Get Wild』も入っていたんですが、イントロが流れてきた途端に泣きそうになりました。すごい曲ですね。そういう素晴らしい曲をプレゼントしていただいた『シティーハンター』の幸せを感じました」と顔に喜色を浮かべた。
「劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)」は9月8日より全国でロードショー。
(c)北条司/コアミックス・「2023 劇場版シティーハンター」製作委員会