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山田杏奈の起用理由は佇まいと目の奥の輝き、「山女」新写真&コメント解禁

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「山女」新場面写真

映画「山女」で主演を務めた山田杏奈の多様な表情を収めた場面写真とメイキング写真が公開された。

柳田國男による説話集「遠野物語」から着想を得た本作は、18世紀後半、大飢饉に襲われた東北の村を舞台とした物語。少女・凛は禁じられた山奥に足を踏み入れ、伝説の存在として恐れられる“山男”と出会う。山田が凛、森山未來が山男を演じ、「アイヌモシリ」の福永壮志が監督を務めた。

主人公の凛は過酷な運命に翻弄されながらも、たくましく生きる女性。メイキング写真には山田が真剣なまなざしで福永の演出を聞く様子や、談笑中にとびきりの笑顔を見せる姿が切り取られた。場面写真では凛が何かを凝視する姿や、山の中で木漏れ日に包まれる様子を確認できる。

「佇まいです。どこか野生的で、この映画の世界観の中で地に足をつけて生きられる存在感を持っていると思いました」と山田を起用した理由を説明する福永。さらに「もう一つは目の奥の輝きです。どんなにつらい経験をしても消えない目の輝きには、何が起きても動じないような芯の強さが感じられて、映画の観客にとっての希望にもなると思いました」と明かす。山田は演じる中で凛から「諦めの精神」を感じたそうで「どん底にいるから、そもそも人間に期待をしていない。その感覚は現代の若い世代にもつながる気がします。私も“悟り世代”と呼ばれる世代で、わりとそういうところがあるんですよ。何かを諦めているからこその強さもあると思うんです」と語っている。

「山女」は6月30日より東京・ユーロスペース、シネスイッチ銀座ほか全国で順次ロードショー。

※「アイヌモシリ」の「リ」は小文字が正式表記

(c)YAMAONNA FILM COMMITTEE