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“カラー写真のパイオニア”ソール・ライターの色彩感覚に迫る『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色』7月8日より開催

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ソール・ライター 《無題》 撮影年不詳 ©Saul Leiter Foundation

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渋谷ヒカリエ9階にあるヒカリエホール ホールAでは、2023年7月8日(土)より『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色』を開催する。     

1923年、ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれたソール・ライター。画家を目指してニューヨークに移住した彼は、生計のためにはじめたファッション・カメラマンとしての才能を開花させ、『ハーパーズ・バザー』や『ヴォーグ』の誌面を飾る売れっ子カメラマンになっていった。しかし業界の流行とともに仕事は減少し、1981年には、スタジオも閉鎖。以来忘れ去られた存在になっていたが、2006年、ドイツの出版社シュタイデルから初の写真集『Early Color』が出版されたことにより、彼は再び注目されることとなる。そこに掲載されていたのは、モノクロ写真が主流だった40年代よりライターが撮りためたカラー写真。なんとも言えない柔らかな色彩と独得の構図で切り取られた、詩情あふれるニューヨークの日常だったのだ。

以後は日本でもライターの個展が開催されるようになり、そのたびに好評を博してきたが、今回はさらに1950~60年代頃のニューヨークを写した未公開スナップ写真を多数公開する。 なかでも興味深いのは、同じ芸術家仲間としてライターが撮影した、身近なアーティストのポートレート。アンディ・ウォーホルやロバート・ラウシェンバーグ、振付家のマース・カニングハム、ジャズ・ピアニストのセロニアス・モンクなど、後に巨匠と称される人々の若き日の姿を、多数目撃することができるだろう。

同じく60~50年代に、彼が『ハーパーズ・バザー』のために撮影した、唯一無二のセンスあふれるファッション写真も展示するが、今回なんといっても圧巻なのは、ヒカリエホールの大空間を利用した10面の大型スクリーンによる大規模プロジェクションだ。2020年以降に発見されたカラースライドを含む約250点は、ライターの卓越した色彩の世界へ、観る者を誘ってくれるに違いない。

<開催情報>
『ソール・ライターの原点 ニューヨークの色』

会期:2023年7月8日(土)〜8月23日(水) ※会期中無休
会場:ヒカリエホール ホールA(渋谷ヒカリエ9F)
時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)
料金:一般1,800円、大高1,000円、中小700円
公式サイト:
https://www.bunkamura.co.jp/museum/exhibition/23_saulleiter/

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