大ヒット映画『SUNNY』の舞台版、本日開幕 80年代J-POPの名曲で描く“ジュークボックスミュージカル”に
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ミュージカル『SUNNY』
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すべて見る韓国で大ヒットを記録し、日本をはじめ各国で映画・ドラマとしてリメイクされた2011年公開の映画、『サニー 永遠の仲間たち』。その世界初の舞台化となる『SUNNY』が本日6月26日(月)、東京建物ブリリアホールで開幕する。ミュージカルだが、書き下ろされたオリジナル曲ではなく既存のヒット曲を中心に構成される、いわゆる“ジュークボックスミュージカル”。現在と1980年代が行き来する物語を、80年代J-POPの名曲に乗せて描き出す。
物語の主人公は、80年代に青春時代を過ごし、時が流れた今は主婦となっている奈美(花總まり)。ある日彼女は、高校時代の仲良しグループ、「SUNNY」のリーダーだった千夏(瀬奈じゅん)と偶然再会する。余命1カ月を宣告されている千夏から、「SUNNY」のメンバーにもう一度会いたいと頼まれた奈美は、探偵(片桐仁)を雇って彼女たち(小林綾子、馬場園梓、佐藤仁美)を探し始めるのだが……?
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日本でのリメイク映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では、原作映画においては1980年代の韓国だった彼女たちの高校時代が1990年代の日本に置き換わっていたため、当時の日本を席巻していた“小室ファミリー”の名曲が次々登場。そして80年代の日本が舞台となる今回、セットリストには「SWEET MEMORIES」(松田聖子)、「ダンシング・ヒーロー」(荻野目洋子)、「センチメンタル・ジャーニー」(松本伊代)などが名を連ねる。『ジャージー・ボーイズ』や『ビューティフル』など、海外産の“ジュークボックスミュージカル”は日本でも数多く上演されているが、それらに登場する世界的ヒットソング以上に馴染み深いJ-POPで構成されるとあれば、より感情移入しやすいことは間違いないだろう。
脚本・演出を担うのは、ドラマ『とと姉ちゃん』『石子と羽男―そんなコトで訴えます?―』や映画『怪物くん』の脚本から、舞台として生まれて映画化された『泥棒役者』の作・演出・脚本・監督、ドラマとして生まれて舞台化された『正しいロックバンドの作り方』の脚本・演出まで、幅広く手掛けている西田征史。また振付は、“バブリーダンス”で知られるakaneが担うとのことで、80年代らしいダンスも見どころとなりそうだ。
文:熊田音子
【振付稽古1日目の映像が到着!「ダンシングヒーロー」の振付風景】ミュージカル『SUNNY』
<公演情報>
ミュージカル『SUNNY』
【東京公演】
2023年6月26日(月)~2023年7月5日(水)
会場:東京建物 Brillia HALL
【大阪公演】
2023年7月9日(日)~2023年7月13日(木)
会場:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
チケット情報:
https://w.pia.jp/t/sunny/
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