エズラ・ミラー演じる2人のフラッシュ“共演”シーンはどのように撮影されたのか
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「ザ・フラッシュ」場面写真
DC映画「ザ・フラッシュ」より、エズラ・ミラー演じる2人のフラッシュについてのコメントが到着した。
現在と過去のフラッシュの“共演”シーンが約8割を占めている本作。これらを撮影するために、ボリュームキャプチャという手法が取り入れられた。ボリュームキャプチャとは、まず出演者が自分と背格好の似た人物と撮影し、それを見ながら顔だけを撮ったあと、表情を代役の体に合体させる手法だ。撮影監督のヘンリー・ブラハムは「これまでは、同じ人物が同時に画面に登場する場合は、カメラを固定して画面を分割するか、同じ動きを何度も繰り返すことができるカメラを使用して撮影するしかありませんでした。しかしこの映画では、ボリュームキャプチャとエズラと対話する代役を用いることで、撮影の自由度が確保できました」と振り返っている。
代役に選ばれたのはエド・ウェイドという俳優。監督のアンディ・ムスキエティは「代役の俳優はかなり時間を掛けて探しました。頭だけを交換するショットが多いので、体格や雰囲気がエズラに似ている人が必要でした。また、エズラの振る舞い方や動き方をまねることができる順応性も意識しました。エドはその練習を何より真剣に取り組んでいて、とても秀でていたんです」と述べた。
「ザ・フラッシュ」は全国で公開中。
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