Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > ぴあ映画 > ウェス・アンダーソンのさらなる次回作は、“かなりダークな”スパイ映画

ウェス・アンダーソンのさらなる次回作は、“かなりダークな”スパイ映画

映画

ニュース

ナタリー

2021年の第74回カンヌ国際映画祭に出席したウェス・アンダーソン(左)とベニチオ・デル・トロ(右)。(写真提供:Olivier Huitel / Avalon / ゼータ イメージ)

ウェス・アンダーソンのさらなる次回作について、The Playlistなどが報じている。

1955年頃の砂漠の町を舞台にした新作「アステロイド・シティ」の日本公開を9月1日に控えているアンダーソン。6月16日に公開されたアメリカでは3日間で1劇場当たり平均13.2万ドル(約1893万円)という成績で、2016年製作の「ラ・ラ・ランド」以来の最高記録、自作としても「グランド・ブダペスト・ホテル」に次ぐヒットを記録している。また2023年内には、ロアルド・ダールの小説を実写化した37分の短編映画「The Wonderful Story of Henry Sugar(原題)」のNetflixでの配信も控えている。

フランスのルモンド紙の取材によると、アンダーソンは「フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊」でも組んだベニチオ・デル・トロをキャストに迎え、家族を軸にしたスパイ映画の脚本を執筆中とのこと。近年の作品に顕著な、複雑な構造を持つ群像劇やアンソロジー映画ではなく、デル・トロがどのショットにも登場するような直線的な作品になるという。アンダーソンは「それ以上のことは言えないが、スパイ活動と父娘の関係を描く、かなりダークなトーンの作品になるだろう」と明かしている。