ケンコバ「ほんまに憧れ」西川きよしは隙しかない
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左からミキ、西川きよし、ケンドーコバヤシ。
本日6月28日、西川きよしが著書「小さなことからコツコツと 西川きよし自伝」(文藝春秋)の発売と「西川きよしのプレミアム大感謝祭」についての記者会見を東京・文藝春秋本社で開いた。
芸能生活60周年を迎えた西川きよしが自身の半生を初めて綴った同書。芸人を志すようになったきっかけから、石井均への弟子入り、妻・ヘレンとの出会い、漫才コンビ横山やすし・西川きよしについて、参議院議員として活動した18年などを振り返り、巡り合ったすべての人への感謝の気持ちを伝えている。
会見ではミキの2人が進行を務め、ゲストとしてケンドーコバヤシも登場。共演の多いメンバーだといい、きよしは「1人でやらなければやらないところを、僕が心細いということで“吉本内閣”のほうからこちらへ呼んだ」と彼らへの信頼感を明かした。
ケンコバは、「我々に好き放題言わせてくれる“隙”」がきよしの魅力だと述べ、「ほんまに憧れてて、自分がそれくらいの立場になったときに後輩からもガンガン言ってもらえるような芸人にならなあかんなとお手本にさせてもらっている」とリスペクト。「お手本にしようと研究したら、隙を見せているんじゃなくて、隙しかなかった(笑)」とも語り、きよしを笑わせた。
そんなケンコバに「仲のいい僕らのこともこの本に書いていただけているんですか?」と問われたきよしは、「今日来ていただいたことは感謝しています。でも、3人のことは書いてません!」ときっぱり。あまりにも清々しい回答に3人からは笑顔がこぼれる。ミキ昴生はほかの芸人でも「西川きよしの伝記」を出せるほどエピソードが豊富だといい、ケンコバは「今年2月に入院したときに、どこで情報を得たのか真っ先に電話してくれたのがきよし師匠。そのタイミングが全身麻酔をし始めたときで、無自覚な迷惑行為でした」とここでも言いたい放題。「印税は全部寄付をさせていただきたい。目玉の恩返しです」と話すきよしに「ちょっと回してくださいよ」とねだってみせる場面もあった。
なお「西川きよし芸能生活60周年記念公演 西川きよしのプレミアム大感謝祭」は7月8日(土)に高知公演からスタートし、長野、新潟、宮崎、東京、大阪で開催される。