米アカデミーが安藤サクラ、岩井俊二ら398人を新規会員に招待
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安藤サクラ
アカデミー賞を主催する映画芸術科学アカデミーがアメリカ現地時間6月28日、398人を新規会員として招待したことを明らかに。日本からは俳優の安藤サクラ、映画監督の岩井俊二が名を連ねている。
398人は映画への貢献によって功績を残し、招待された世界中の映画関係者。招待を受け入れれば正式に会員となり、アカデミー賞の各賞を選ぶ投票権を持つことになる。新規招待者のうち女性が40%で、マイノリティ(人種的少数派)は3分の1に上った。また52%がアメリカ以外の50の国と地域出身者となっている。
このほか「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」で作品賞を獲得したダニエル・クワンとダニエル・シャイナートの2人、「生きる LIVING」で脚色賞にノミネートされたノーベル賞作家のカズオ・イシグロ、音楽アーティストのテイラー・スウィフトやデヴィッド・バーン、「RRR」で主演を務めたN・T・ラーマ・ラオ・Jr.とラーム・チャランらも招待されている。なお岩井は脚本家枠での選出となった。
アカデミーCEOのビル・クレイマーとアカデミー会長のジャネット・ヤンは「これらのアーティストや専門家を会員として迎えることを誇りに思います。彼らは、映画の分野を超えた世界的な才能の代表であり、映画の芸術と科学、そして世界中の映画ファンに重要な影響を与えてきました」とコメントしている。招待者の一覧はアカデミーの公式サイトで確認を。