貝の声で出演、イザベラ・ロッセリーニの存在感を「マルセル」監督ら語る
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「マルセル 靴をはいた小さな貝」より、イザベラ・ロッセリーニが声を当てたコニー。
映画「マルセル 靴をはいた小さな貝」より、新たなメイキング映像がYouTubeで公開された。
人の言葉をしゃべる体長2.5cmの不思議な貝マルセルの生活が、実写とストップモーションを組み合わせたモキュメンタリーとして描かれる本作。女優でコメディアンのジェニー・スレイトがマルセル、イザベラ・ロッセリーニがマルセルの祖母コニーに声を当てた。
メイキング映像では、主人公マルセルを支えるコニーがフィーチャーされた。不慮の事故で家族と離ればなれになってしまったマルセルはコニーと2人暮らし。スレイトは、コニーのキャラクターについて「私の祖母とディーン(監督)の祖母を合わせたような存在だと思う。コニーは、私たち2人の人生の中で、本当に特別で大切な女性を組み合わせてできた人物です」とコメントする。また「イザベラはとても変わった姿で現場にやって来たの。ランコムのイメージモデルが、ヘッドバンドにマイクをくっつけてるみたいな感じ」とおかしそうに述懐。「イザベラは私たちに寄り添ってくれた。作品を観ればそれがわかるし、イザベラの演じたコニーの声からも感じられるはず」と大きな存在感に言及した。
脚本と監督を担当し、自ら出演もしたディーン・フライシャー・キャンプは、ロッセリーニの起用理由について「コニー役はどうしてもイザベラにやってもらいたいと思っていた。彼女には静かなエネルギーがある。船を安定させるために船底に積む重しみたいな感じ。佇まいや口調から伝わってくるんだ。でも、イザベラはそういう落ち着いた雰囲気以上のもの……自身の数々の経験や素晴らしい好奇心をこの作品に授けてくれた」と明かし、信頼をのぞかせた。
「マルセル 靴をはいた小さな貝」は本日6月30日より東京・新宿武蔵野館、WHITE CINE QUINTOほか全国で公開。
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