岡本昌也が“トー横キッズ”描く、舞台「怪獣は襲ってくれない」再演
ステージ
ニュース

舞台「怪獣は襲ってくれない」ビジュアル
舞台「怪獣は襲ってくれない」が、8月30日から9月3日まで東京・新宿シアタートップスで上演される。
脚本・演出を岡本昌也が手がける「怪獣は襲ってくれない」は昨年5月に初演された作品。劇中では、歌舞伎町にたむろする若者たち“トー横キッズ”を題材にした物語が展開する。岡本は脚本の執筆にあたり、実際に歌舞伎町へ足を運んでリサーチを重ねたほか、“トー横界隈”に精通したライターの佐々木チワワへ取材を行ったという。今回は歌舞伎町にほど近い新宿シアタートップスに会場を移し、新たなキャラクターとエピソードを加えて再演が行われる。
15歳のこっこはスマホと充電器だけを持り、7時間電車を乗り継いで新宿・歌舞伎町にやってきた。アーチを抜けた先には映画館があり、その横の空間には少年少女たちが集まっていて……。出演者には新谷ゆづみ、葉月ひまり、小林桃子、遊屋慎太郎、コンプソンズの細井じゅん、坪根悠仁、未来、伊藤泰三、安住の地の雛野あき、波多野比奈が名を連ねた。また衣裳を、yushokobayashiが手がける。
脚本・演出の岡本は「なぜこんなにも彼らのことを描きたいと思うのだろう。ある出演者の『目を背けちゃいけないことなので』という言葉にハッとする。そう、これは目を背けちゃいけないことなのだ。でもそうなんだけど、それだけじゃない。背けるどころか、目を惹きつけてやまない彼らの輝きは、ニュースになるといつも捨象されてしまって......そうだ、それごと描かなくちゃいけない。彼らが爛々と存在していること、それ自体を」とコメントしている。チケットの一般販売は7月22日10:00にスタート。
舞台「怪獣は襲ってくれない」
2023年8月30日(水)~9月3日(日)
東京都 新宿シアタートップス
脚本・演出:岡本昌也
衣裳:yushokobayashi
出演:新谷ゆづみ、葉月ひまり、小林桃子、遊屋慎太郎、細井じゅん、坪根悠仁、未来、伊藤泰三、雛野あき、波多野比奈