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今を生きる画家ホックニーの世界を体感する『デイヴィッド・ホックニー展』7月15日より開催

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デイヴィッド・ホックニー 《春の到来 イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011年》 2011年 ポンピドゥー・センター Ⓒ David Hockney Photo: Richard Schmidt

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2023年7月15日(土)より、東京都現代美術館では、『デイヴィッド・ホックニー展』が開催される。1930年代にはポップアート運動にも参加し、60年以上にわたって美術表現の可能性を追求してきた生ける伝説ホックニーの、日本では27年ぶりとなる大規模な個展だ。

2010年代には、ロンドンやパリで個展を開催し、それぞれ約60万人以上の来場者を記録するなど、未だ世界的な人気を誇るデイヴィッド・ホックニー。1937年、イングランド北部のブラッドフォードに生まれた彼は、ロンドン王立美術学校に在学中に、イギリスのポップ・アートムーヴメントを牽引し、64年、ロサンゼルスに移住すると、南カリフォルニアの陽光ふれる情景を描いた絵画で人気を博した。その後もピカソのキュビスムや中国の画巻から生み出した「フォト・コラージュ」などを考案。2019年からはフランス北西部、ノルマンディーに住み、今もなお、日々に制作に励んでいる。

そんな彼の初期から新作まで約120点を紹介する同展でとくに注目したいのは、今回が日本初公開となる幅10m、高さ3.5mもの油彩画《春の到来、イースト・ヨークシャー、ウォルドゲート 2011》(2011年)。ホックニーの故郷、イギリスのヨークシャー東部の自然を、2010年、発売と同時に購入したタブレット型端末iPadを使って描いた「春の到来」シリーズの中の1点で、豊かな色彩感覚により、芽吹きの季節をダイナミックにとらえた会心作だ。

またコロナ禍、世界中が一時停止するなか、ノルマンディー地方の自然や季節のうつろいを真摯に見つめ続けた、全長90mの大作《ノルマンディーの12か月 2020-2021年》や、世界初公開となる自画像なども見逃せない。現在86歳となった巨匠の作品から、測り知れない豊かなメッセージを受け取ることができるだろう。

<開催情報>
『デイヴィッド・ホックニー展』

会期:2023年7月15日(土)~11月5日(日)
会場:東京都現代美術館 企画展示室 1F/3F
時間:10:00~18:00、7・8月の金曜は21:00まで(入室は閉館の30分前まで)
休館:月曜(7月17日、9月18日、10月9日は開館)、7月18日(火)、9月19日(火)、10月10日(火)
料金:一般2,300円、大学・65歳以上1,600円、高中1,000円
展覧会公式サイト:
https://www.mot-art-museum.jp/hockney

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