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【対談】もっさ(ネクライトーキー)×なち(サバシスター) 意外にも共通の悩みを抱えていることが発覚

音楽

インタビュー

ぴあ

左から)もっさ(ネクライトーキー/ Vo&Gt)、なち(サバシスター/Vo&Gt)

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7月18日(火) に新代田FEVERでツーマンイベント「FREAKY & GROOVY vol. 2」が開催される。昨年の第1回ではWiennersとthe telephonesというありそうでなかった対バンが話題となったが、今回も魅力的なメンツによるガチンコツーマンが実現。出演するのは独特なポップセンスで進化し続けるネクライトーキーと、今まさに勢いに乗るスリーピースガールズバンド、サバシスター。接点がありそうでなさそうな絶妙なカップリングだ。その熱い一夜に向けてもっさ(ネクライトーキー/ Vo&Gt)となち(サバシスター/Vo&Gt)による対談を実施。お互いの印象から、ボーカリストとしての悩み、そしてライブへの意気込みまでを語り合ってもらった。いろんな意味で結構レアな記事になっていると思うので、じっくりお読みください。

――おふたりは先日「FREEDOM NAGOYA」に出演したときに挨拶をし合ったとか。

なち 一言挨拶したぐらいですけど。

もっさ だからほとんど喋ったことはないですよね。私はサバシスターのことは名前だけしか知らなくて、今回対バンするってなってからいろいろ曲とか聞かせていただきました。一言で言うのはすごく難しいんですけど、新しくて懐かしいみたいな感じがしました。

もっさ(ネクライトーキー/ Vo&Gt)

なち 私は最初、ネクライトーキーのことをテレビで知ったんですよ。中学とか高校のときにすごいバンドにはまった時期に深夜の番組で特集されているのを観て、曲を結構聴いていました。ライブを初めて観たのはたぶん去年の仙台の「MEGA☆ROCKS」。そのときに私も出てて、メンバーと観に行きました。

――ライブ見たときの印象は覚えてますか?

なち ライブ映像も結構観ていたんですけど、やっぱり完成度がすごいなと思いました。音源は音源で完成されているけど、ライブはライブでお客さんの巻き込み方だったり歌の表現だったりがすごいなと思って。圧巻って感じでした。

もっさ いや、ありがとうございます……(笑)。私がサバシスターの曲で印象に残っているのは、歌詞にビートルズが出てきた曲(「ジャージ」)と、あとスケボーの曲(「スケボー泥棒!」)。あのサビがめちゃくちゃ好きで。だいたいサビって「行くぞ!」みたいな感じのものが多いんだけど、あの曲はちょっと違っていて、クセになっちゃいました。なんかメロディも懐かしさを感じるし。あと「ヘイまま」だっけ?

なち はい、「ヘイまま!プリーズコールミー」。

なち(サバシスター/Vo&Gt)

もっさ あれ聴いたとき、なんかビートルズとかクイーンとかいろんなものを感じるというか。古い洋楽っぽさもあるのに今っぽいし、日本っぽさもあるし、っていう融合感がおもしろいなと感じました。

なち でも私、マジで洋楽聴かないんですよ。でも、それこそ「ヘイまま!プリーズコールミー」を作るときに参考にしたのはザ50回転ズとかで、たぶんザ50回転ズはラモーンズとかの影響を受けているから。いちばん自分が好きで手本にしてたのは洋楽ではないけど、その先にあるものが自分にも少しずつ出てるのかなって思います。

――ちなみになちさんが好きなネクライトーキーの曲は?

なち 結構あるけど、やっぱり「許せ!服部」。結構早口な曲が好きなので。あんまり自分では歌わないんですけど、中毒性もあって好きですね。

もっさ なんかうれしいし、なんとなく「そうかも」って思ってました。曲の感じとか歌詞とか、そういうの好きかもしれないなって。なんか、変な意味じゃなくて、サバシスターって実際よりも曲のほうが年上に感じるんですよね。

――サバシスターは結成して1年ちょっとぐらいですよね。

なち そうですね。去年の3月に結成したので。

――ネクライトーキーって結成して1年ぐらいのときってどんな感じでした?

もっさ どうだったっけ? ちょうど「許せ!服部」のMVを出した頃ですかね。あとは「オシャレ大作戦」とか。なんか当時は、周りのメンバーが結構バンド慣れしている中で私は本当に大学のサークルでやってたぐらいの感じだったんで、周りの勢いというか流れに「あ~れ~」って流されていた感じというか(笑)。もちろん楽しかったんですけど、結構引っ張られてる感じが大きかった気がします。目まぐるしかったですね。

――サバシスターの場合もなちさん以外のふたりは経験者で、その中にバンド未経験のなちさんが加わって結成されたわけじゃないですか。

なち そうです。だから私も最初はわけわかんないまま、言われたようにやってきたって感じだったんですけど。でも、最初はなんか楽しければいいよねっていう感じで進んできたものが、いろんな責任が出てきて。だからこそやりがいを感じるし、自分の意思でやりたい音楽をやっていけるように、技術もパワーもつけていかなきゃなって思っています。そういう責任感が今は大きいかな。

――せっかくの機会なので、なちさんから先輩のもっささんに何か聞きたいことはないですか?

なち もっささん、ライブ前に歌う気分じゃないときってないですか?

もっさ あります。

――(笑)。

なち そのライブがどうとか関係なく、メンタル的にどうしても気合いが入らないみたいなことがあるんです。そういうときはどうしたらいいんですかね?

もっさ 私も何度ライブ前にその場から逃げようと思ったことか……。

なち ライブが始まってしまえば楽しいし、やってよかったってなるんですけど、それまでは結構どうしようというときがあるから、ほかのボーカリストはどうやって乗り越えてるんだろうって。

もっさ いや、あるんですよ、そういうのって。もしかしたらなちさんは違うかもしれないけど、私は自分に最高に自信がないときに歌いたくなくなるんです。でも勘違いして立つしかないから、今は自分を洗脳して、「歌が下手だろうがギターが下手くそだろうがどうでもいいから、俺は今から最高のボーカリストなんだ!」みたいな気分に持っていく。

――なちさんはそういうときはどうするんですか?

なち もう、伝説のライブ映像を観るとか。ライブ前に観たい映像がいくつかあって、不安なときはそれを観て、それこそ勘違いじゃないけど、自分もロックスターになった気持ちでステージに向かいますね。

もっさ 私も楽屋で「観てみ」って言われてナンバーガールの映像観たり、インド映画のダンスを観たりしてます(笑)。あ、私もめっちゃ普通なこと質問していいですか? いつもみんなとどうやって曲を作ってるんですか?

なち 私が作詞作曲をしてて、基本的に歌詞を先に書いてメロディをつけて、コードをつけて。私打ち込みとかはできないんで、それを弾き語りでボイスメモに録音してメンバーに送るんです。それでここはこういうドラムをつけて、こういうベース、こういうギターでっていうイメージを伝えてスタジオで合わせて、っていう。

もっさ スタジオで顔を合わせて作っていくっていう。歌詞に書いてたからそうかなと思ってたんですけど(笑)。パソコンで曲書かないタイプかなって。

――ネクライトーキーはどんな感じなんですか?

もっさ いろいろなパターンがあるんです。打ち込みもしますし、リフから作るとかも全然やったことあるし、弾き語りから作るとかも。めっちゃいろんなパターンを試したんですよね。最初は朝日さんがDTMで結構作り込んだものをメンバーでコピーするくらいの感じだったけど、今はもうやり方を試してる感じがあります。これだけ人数いたらいろんな作り方できるなって気づいてからは、本当にいろいろですね。

――もっささんの曲をネクライトーキーでやることもあるじゃないですか。そういう曲は?

もっさ 私は一応打ち込みで、本当に荒い感じで作っていきます。雑な感じで作って渡してますね。弾き語りをメンバーに渡すのって恥ずかしくないですか?

なち 恥ずかしいです。

――ああ、そういうもんなんだ。

もっさ なんか渡せないんですよ、弾き語りの音源を。打ち込んで、しかもメロディは自分が歌ったものじゃなくて機械に歌わせて、ってしないと恥ずかしくて、歌を聴かれるのが(笑)。みんなそれを乗り越えて渡してるのかなって。むしろ弾き語りで渡したほうが想像力も膨らむし、パソコンで作った音では伝わらないものが伝わることも絶対あるのはわかってるんですけど、恥ずかしくて。

なち そうですね。なんか私、めっちゃ恋愛みたいな曲は書かないんですけど、それはメンバーに出すのが嫌だからなんです(笑)。弾き語りもやってるんで、そういう曲はひとりでやります。がっつり恋愛みたいな歌詞をちゃんと書いてるやつはしれっとひとりでやります。

もっさ わかる! 確かに恋愛の曲ないですよね。

――そのうち慣れていくんですかね。

もっさ でも未だに慣れないから。なんかいちばん深いところを知られるような気がして、嫌なんですよね(笑)。知ってほしい人もいるかもしれないですけど、私はなるべく知られたくない(笑)。

――じゃあ、なちさんは今弾き語りやってるけど、打ち込みで作れたほうがいいなとも思いますか?

なち そうですね。やっぱりドラム、ベースはできないから、自分の脳内にあっても伝えられなかったりするので。メンバーの音楽性が本当に違うから、その辺をちゃんと説明できる技術はほしいなって思います。

――意外と共通の悩みを抱えていることがわかったところで、7月18日(火)、いいツーマンになることを期待しています。

なち ツーマンなので相手の熱に引っ張られることはもちろんあるし、いいライブを観たらいいライブで返さなきゃっていう気持ちになるので、いいライブしたいなと思います。

もっさ 逆にツーマンで相手がよすぎると逆に空回っちゃうこともこれまであったので、そうならないように(笑)。ちゃんとガツンといけるようにしたいなと思います。私、サバシスターのライブをまだ観たことがないので、すごく楽しみです。

なち 今出せるものを出し切って、観ている人に届くものがあればいいなと思います。

Text:小川智宏

<ライブ情報>
『FREAKY & GROOVY vol.2』

7月18日 (火) 新代田FEVER
OPEN18:30 / START19:00

出演: ネクライトーキー / サバシスター
※SOLD OUT

『FREAKY & GROOVY』オフィシャルTwitter:
https://twitter.com/FREAKY_GROOVY

ネクライトーキー関連情報

<リリース情報>
ネクライトーキー EP『踊れ!ランバダ』

8月16日(水) リリース

【収録曲】
01. ランバダ・ワンダラン
02. 優しくなれたなら
03. 今日はカレーの日
04. あべこべ

<ツアー情報>
ネクライトーキー『踊れ!ランバダ』リリースツアー『ゴーゴートーキーズ! 2023秋』

9月16日(土) 千葉・千葉LOOK
9月21日(木) 静岡・Shizuoka UMBER
9月23日(土・祝) 岡山・YEBISU YA PRO
9月24日(日) 香川・DiME
10月1日(日) 北海・cube garden
10月7日(土) 京都・MOJO
10月14日(土) 新潟・GOLDEN PIGS RED STAGE
10月15日(日) 石川・Kanazawa AZ
10月28日(土) 岩手・the five morioka
10月29日(日) 宮城・SENDAI CLUB JUNK BOX
11月3日(金・祝) 福岡・DRUM Be-1
11月4日(土) 広島・広島セカンド・クラッチ
11月18日(土) 愛知・THE BOTTOM LINE
11月19日(日) 大阪・BIGCAT
11月26日(日) 東京・Zepp Shinjuku

チケット料金:4,800円(入場時ドリンク代必要)
※7月15日(土) 10:00より一般発売開始
https://w.pia.jp/t/necrytalkie2023/

ネクライトーキー公式サイト:
https://necrytalkie.jp/

サバシスター関連情報

サバシスター リットリンク:
https://lit.link/sabasister

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