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小西詠斗・近藤頌利らの“全力ごっこ遊び”「TQY」開幕、高橋悠也「これ以上ホットな舞台はない」

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高橋悠也×東映 シアタープロジェクト TXT vol.3「TQY」より。

高橋悠也×東映 シアタープロジェクト TXT「TQY(トイ)」が、昨日7月9日に東京・よみうり大手町ホールで開幕。これに先駆け、8日に囲み取材とゲネプロが実施された。

TXT(テキスト)は、特撮ドラマ「仮面ライダーエグゼイド」「仮面ライダーゼロワン」でメインライターを務めた高橋悠也と、東映がタッグを組むプロジェクト。その第3弾となる「TQY」では、色とりどりの“TOY(問い=Q)”があふれる一室を舞台にした密室推理劇が展開する。その部屋は、ある不審死事件が起きた、いわゆる事故物件だった。そこへ、不審死事件の重要参考人である6人の男が、大家によって集められ……。出演者には小西詠斗、近藤頌利、木原瑠生、中山咲月、田倉暉久(THE SUPER FRUIT)、高本学、松本利夫(EXILE)が名を連ねた。

ヘロー役の小西は「劇中で投げかけられる問いについて考えながら、テンポや間合いを意識して作っていった」と稽古を振り返り、「ヘローは真っすぐ青年。子供の頃からヒーローに憧れている子なので、正義感がある。ちょっと抜けているところもありますが、元気いっぱいに演じたい」と声を弾ませる。

バン役の近藤は「会話劇なので、濃密な稽古を重ねてきました。舞台に立つ日を迎えられたのがうれしい」と感慨深い様子を見せ、役柄については「スーツを着ているバンは、説明ゼリフや推理が多い。堅い役を経験する機会は、なかなかないので楽しみたい」と意気込んだ。

「稽古場から和気あいあいとした雰囲気で、(会見直前に行われた)場当たり後も、楽屋で笑いながら盛り上がっていた」と明かしたのは、フォワードエムブイピー役の木原。近藤から「笑いを取れるキャラに少し嫉妬している」と評された木原は「キャストの方々から研究させていただいている。日々、新しいものを見つけていけたら」と笑顔を見せた。

スキー役の中山は、役柄について「(ほかの人物に)共感するキャラクター。その日ごとに異なる、みんなの感情の高ぶりに乗っかって演じていたので、良い意味で稽古場と変わらず挑めたら」と述べ、「何度観ても面白い作品になっているはず」と作品の魅力をアピールする。

本作で俳優デビューを飾るジューシー役の田倉は、役柄について「おっとりとして最年少感があるものの、背伸びしているイメージ。19歳の自分自身とも重なり、楽しく演じている」と紹介し、「お客様に満足して笑顔で帰っていただけるよう、素敵な演技ができたら」と意気込んだ。

ゼット役の高本は「稽古中、同じ芝居が繰り返されることはなく、常に変化していった。幕が上がってからも、いろいろな感情に出会うのが楽しみ」と期待を口にし、「ゼットのアクティブなキャラクターを前面に押し出したい。一緒に謎を解きながら、登場人物になったつもりで観劇していただけたら」と観客に呼びかけた。

「皆さんのセリフ覚えが早いので、足を引っ張らないようにがんばりました(笑)」と打ち明けたのは、ドクターエック

ス役の松本。「1人ひとりのキャラクターが引き立っていて、セリフの裏を考えるうちに、どんどん引き込まれていくはず。お客様に、何か“TQY”を残せたら」と言葉に力を込めた。

高橋は、本作の創作について「舞台というカテゴリの中でも、異例の速さで作り上げた」とし、「もし“舞台は熱いうちに打て”という言葉があるとしたら、これ以上にホットなものはない」と自信をのぞかせた。

最後に、近藤が「1つメッセージを伝えるとしたら、自分を信じれば夢はかなうということ。このことを忘れてしまった大人にも、これから夢を持つ子供たちにも見てほしいです」、小西が「全力で“ごっこ遊び”をするので、楽しんでください!」とそれぞれのメッセージを送り、取材会を締めくくった。

上演時間は約1時間30分。公演は7月19日まで。

高橋悠也×東映 シアタープロジェクト TXT vol.3「TQY」

2023年7月9日(日)~19日(水)
東京都 よみうり大手町ホール

作・演出:高橋悠也
出演:小西詠斗、近藤頌利、木原瑠生、中山咲月、田倉暉久(THE SUPER FRUIT)、高本学 / 松本利夫(EXILE)

(c)TXT・東映