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8月のPACは“佐渡のブラームス” 兵庫芸術文化センター管弦楽団 第143回定期演奏会

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兵庫芸術文化センター管弦楽団(PAC)の2023年シーズンもいよいよ大詰め。最後を飾るのは、20世紀イギリスの作曲家ブリテンのオペラ『ピーター・グライムズ』より「4つの海の間奏曲」に、同じく20世紀ドイツの作曲家ヒンデミットの「室内協奏曲第5番」。そして後半はブラームスの「交響曲第2番」という、芸術監督・佐渡裕こだわりのプログラムだ。

特に「4つの海の間奏曲」は、師であるレナード・バーンスタインが最後の来日公演で取り上げた作品だけに、思い入れもひときわ強いに違いない。ヴィオラによる協奏的作品である「室内協奏曲第5番」のソリストには、新進気鋭のヴィオラ奏者、谷口朱佳(たにぐちあやか)を起用。佐渡が絶賛する圧倒的な手腕に期待したい。

そしてメインのブラームスは、大自然を思わせる穏やかな音楽だけに、8月の日本に涼風を吹き込んでくれる瞬間を楽しみたい。

「20世紀の新しい作品に触れつつ、ドイツ音楽を代表する温かい作品をじっくり楽しむことで、やはりオーケストラっていいなと感じていただけたら」と語る佐渡裕こだわりのプログラムが、シーズンの締めくくりに華を添える。

兵庫芸術文化センター管弦楽団 第143回定期演奏会
佐渡 裕 ブラームス第2番

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2208664

8月4日(金)、5日(土)、6日(日) 15時開演
兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
https://hpac-orc.jp/concert/1880/

●谷口 朱佳 Ayaka Taniguchi / ヴィオラ

3歳よりヴァイオリン、14歳よりヴィオラを始める。これまでに、ヴィオラ川﨑和憲、ワルター・ケスナー、佐々木亮、今井信子、百武由紀、中村洋乃理、中村翔太郎、川﨑雅夫各氏、ヴァイオリンを松原勝也氏より指導を受ける。16歳で、第75回TIAA全日本クラシック音楽コンサートにて優秀賞、第74回TIAA新人演奏会オーディションにて優秀新人賞を受賞。17歳で東京国際芸術協会芸術公演助成 事業ソロリサイタル、19歳で音楽ネットワーク「えん」主催ソロリサイタルを行う。昨年ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を単独で訪問し、自身の演奏披露、オーケストラ・リハーサルへの参加等様々な研修を通して音楽の幅を広げ、同楽団メンバーから高い評価を受ける。また、第38回霧島国際音楽祭マスタークラス、丹波篠山2022年ヴィオラマスタークラス、小野文化財団 主催「ヴィオラ塾2022」に参加する等、音楽活動の研鑽を積んでいる。東京藝術大学音楽学部2年次在学中(2023年2月現在)。