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無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分を追う映画公開、実際の事件がベース

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「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」ポスタービジュアル

無実の黒人が白人警官に殺害された実際の事件をベースにした2019年の映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」が、9月15日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。

モーガン・フリーマンが製作総指揮を担った本作は、ケネス・チェンバレンが白人警官に殺されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描く“リアルタイム進行型サスペンス”。2011年11月19日早朝の米ニューヨーク、双極性障害を患うケネスは、就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認でやって来た3人の白人警官に対し、ケネスはドア越しに「通報は間違いだ」と伝えるのだが聞き入れてもらえない。最初は穏便に対応していた警官たちは、ドアを開けるのを拒むケネスに徐々に不信感を抱き、高圧的な態度を取るように。そして警官が到着してからわずか90分後、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれて死亡することになる。

「NightLights(原題)」を手がけたデビッド・ミデルが監督・脚本・プロデューサーを兼任。企画に感銘を受け、製作総指揮として参加したフリーマンは「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」と語っている。

「羊たちの沈黙」「ハンニバル」のフランキー・R・フェイソンがケネス役で主演を務めたほか、エンリコ・ナターレ、アニカ・ノニ・ローズが共演。フェイソンは本作の演技により、2021年のゴッサム・インディペンデント映画賞で最優秀主演男優賞を獲得した。映画批評サイト・Rotten Tomatoesでは批評家スコア97%フレッシュを維持している。

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