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serial number09『スローターハウス』開幕 舞台写真&作・演出の詩森ろばのコメント公開

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『スローターハウス』 撮影:坂功樹

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serial numberの舞台『スローターハウス』が、7月15日東京芸術劇場シアターイーストにて開幕し、舞台写真と作・演出の詩森ろばの開幕コメントが到着した。

2016年神奈川で発生し、社会に大きな衝撃を与えた障害者施設での大量殺人事件。本作は、この事件に多大なショックを受けた詩森ろばが、その犯人と障害児を殺された母との葛藤を対話劇のかたちで炙り出す意欲作だ。

主役の青年役に『hedge1-2-3』で組み高い評価を受けた原嘉孝を迎え、彼と対峙する母親役にはさまざまな舞台で活躍する那須佐代子、語り手の施設職員をモダンスイマーズの津村知与支、そして殺された息子役を鐘下辰男作品などに出演する新垣亘平が演じる。

■詩森ろば コメント

hedge1-2-3でご一緒した原嘉孝さんとお話しするなかでこの物語は始まりました。そして参加してくれた俳優たちによって、言葉も演出も磨かれていきました。未熟だった戯曲は何度も何度も修正され、その修正された箇所が「これは要らないかもしれないね」とカットされ、解釈自体も何度も上書きされながら、創ってきました。もがきながら。それはこの題材なのですから、もがかないというのは無理難題なのですが、このメンバーでもがけた一カ月はとても大切な時間でした。

タイトルは敬愛する作家カート・ヴォネガットの作品『スローターハウス5』へのオマージュです。ヴォネガットは「戦争は子供を奴隷にする」との言葉を残していますが、いまや社会全体が子供を奴隷にするシステムなのではないか。わたしたちの稽古場でのもがきが、そのシステムに例え糸ほどの儚い亀裂でいいから走らせることができたらと願います。

いよいよ、開幕します! ここからは俳優たちに託します。彼らが舞台のうえでただ向き合い対話をすることでしか成しえない物語がひとつここにあります。立ち会っていただけたらと思います。

<公演情報>
serial number09『スローターハウス』

作・演出:詩森ろば

【公演スケジュール】
公演期間:7月15日(土)~7月23日(日)
会場:東京芸術劇場シアターイースト

7月18日(火) 19:00
7月19日(水) 14:00 / 19:00
7月20日(木) 14:00
7月21日(金) 19:00
7月22日(土) 14:00 / 18:00
7月23日(日) 14:00

※開場は開演の30分前。
※未就学児童のご入場はお断りしております。

【チケット料金】
全席指定・前売・当日共
一般:6,500円
障害:3,000円
学生:4,000円

※障害者、学生は劇団のみの取扱い。当日受付にて手帳をご提示下さい。

チケットはこちら:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2314799

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