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実際の障がい者殺傷事件がモチーフの映画『月』ティザービジュアル&特報映像公開

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映画『月』ティザービジュアル (C)2023『月』製作委員会

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映画『月』の特報映像とティザービジュアルが公開された。

原作は、実際の障がい者殺傷事件をモチーフにした辺見庸による同名小説。映画版は主演を宮沢りえが務めるほか、共演にはオダギリジョー、磯村勇斗、二階堂ふみが名を連ねている。監督は、10代の頃から辺見の作品に魅せられてきたという石井裕也が務める。

特報映像は、穏やかなメロディーとともに重度障がい者施設の日常から始まる。働き始めたばかりで真摯に仕事と向き合う洋子(宮沢)、慣れた手つきで髪を結う陽子(二階堂)、入居者と心通わせるさとくん(磯村)が映し出されるが、さとくんの「俺今夜さ、この国の平和のためにさ、障がい者たちを殺すよ」というセリフから一変。人を傷つけることに対して否定する洋子に「人ってなんですか?」と問い正すさとくん。そしてついに、その日を迎えることとなる――。

併せて公開された出演者4人それぞれのティザービジュアルでは、一人一人の想いと倫理が交錯する一瞬の表情が捉えられている。さらに、宮沢、磯村、二階堂、オダギリからのコメントが到着した。

■宮沢りえ コメント
私が演じた洋子の心は、ずっと、今も私の中を旅しています。
この映画を観てくださった方と、その旅の先にある「何か」を掴みに行きたいです。

■磯村勇斗 コメント

撮影期間中、「人」とは何か。「生きる」とは何か。ずっと考えていました。
その答えを出すことに、恐れさえ抱いていました。
でも、これは決して他人事ではなく、綺麗事を捨て、僕たちは向き合わねばならない。
今はただ、この映画を観てもらいたい。対面して欲しい。そう思っています。

■二階堂ふみ コメント

この作品について、ずっと答えを出せずにいます。
そして、答えを出すべきではないとも思ってます。
命に対して私たちは容易く傍観者になってしまう。しかしこの現実を真っ直ぐ見つめ、私たちの問題として考えたいと思い現場に参加させて頂きました。

■オダギリジョー コメント

人間は自分勝手で傲慢で、冷酷で残酷な生き物だ。 ただ、この作品が描いているのは、そんな人間の温かみであり、思い遣りであり、何ミリかの可能性である。全ての人間に突き刺さる未来への希望だ。

映画『月』特報映像

<作品情報>
映画『月』

10月13日(金) 公開

公式サイト:
https://www.tsuki-cinema.com/

(C)2023『月』製作委員会

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