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人間の対立と凶暴性描く「R.M.N.」、邦題「ヨーロッパ新世紀」で10月公開

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「ヨーロッパ新世紀」ポスタービジュアル

「4ヶ月、3週と2日」で第60回カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞したクリスティアン・ムンジウの監督作「R.M.N.」が、「ヨーロッパ新世紀」の邦題で10月14日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開。活弁シネマ倶楽部とインターフィルムが共同配給する。

本作はルーマニア中部のトランシルヴァニア地方を舞台に、小さな村で起こったささいな対立が深刻な紛争へと発展していくさまを描いた社会派群像サスペンス。トランシルヴァニアは山脈に囲まれたヨーロッパ有数の野生動物の生息地であり、ブラム・ストーカーの恐怖小説「吸血鬼ドラキュラ」の舞台としても知られる。

物語は出稼ぎ先のドイツで暴力沙汰を起こしたマティアスが、トランシルヴァニアの村に戻って来ることから幕開け。妻との関係は冷めきっており、幼い息子は森でのある出来事が原因で口を利けなくなっていた。マティアスは元恋人のシーラに心の安らぎを求めるが、シーラは自身が責任者を務める地元の工場にアジアからの外国人労働者を受け入れていた。これをきっかけに、よそ者を異端視した村人たちとの間に不穏な空気が流れ始める。マティアス役のマリン・グリゴーレのほかエディット・スターテ、マクリーナ・バルラデアヌが出演した。

このたび完成した日本版ポスターのビジュアルは、マティアスの息子が森の中で何かを目撃したときの表情を大きく捉えたもの。映画は2022年の第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア。日本では同年の第35回東京国際映画祭で初上映された。

(c)Mobra Films-Why Not Productions-FilmGate Films-Film I Vest-France 3 Cinema 2022