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イザベル・ユペール、伊原剛志の主演作がヴェネツィア国際映画祭で上映

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「Sidonie in Japan(英題)」場面写真

イザベル・ユペールと伊原剛志が主演を務めたフランス・日本・ドイツ・スイス合作映画「Sidonie in Japan(英題)」が、第80回ヴェネツィア国際映画祭のヴェニスデイズ部門で上映される。

「ベルヴィル・トーキョー」「静かなふたり」のエリーズ・ジラールが監督を務めた「Sidonie in Japan」。フランスの小説家シドニーは自作のプロモーションのために来日し、担当編集者の溝口と知り合う。プロモーション活動の日々を一緒に過ごすうち、次第に溝口に魅かれていくシドニーだったが、彼女は交通事故でこの世を去った夫への思いから逃れられずにいた。だがある日、シドニーは、溝口もまた重い過去を背負っていることを知る。

シドニーをユペール、溝口を伊原が演じたほか、「イングロリアス・バスターズ」「名もなき生涯」のアウグスト・ディールもキャストに名を連ねている。撮影はコロナ禍による延期を乗り越え、2022年6月から7月にかけて京都、奈良、兵庫・神戸、香川・直島で行われた。

2004年に創設されたヴェニスデイズは、カンヌ国際映画祭の監督週間と同様、作家性の強い作品を厳選して上映する部門。「Sidonie in Japan」が上映されるのはヴェニスデイズのコンペティション部門で、最優秀監督賞および最優秀ヨーロッパ映画賞の対象となる。

第80回ヴェネツィア国際映画祭はイタリア現地時間の8月30日から9月9日に開催。「Sidonie in Japan」は2024年に日本で劇場公開される予定だ。