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二宮和也、「検察側の罪人」で助演男優賞に輝き「主演の背中見た」と喜び語る

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二宮和也(右)とプレゼンターの映画評論家・渡辺祥子(左)。

第43回報知映画賞の表彰式が本日12月18日、東京のザ・プリンス パークタワー東京にて行われ、助演男優賞を獲得した二宮和也が登壇した。

原田眞人の監督作「検察側の罪人」での演技が評価され同賞を贈られた二宮。劇中で怒鳴りながら取り調べをする場面について「あのシーンが印象的だと言っていただけることがあるんですが、原田作品だったことがすべてだと思っています。原田さんは現場で怒ってばかりでめちゃめちゃ怖かったんですが、その原田さんといればああなります(笑)」と冗談を飛ばしつつ振り返る。また木村拓哉が主演を務めた本作について「助演という立場から主演の背中を見てお芝居できたのはすごく幸せ」と笑顔を見せた二宮は、「キャストやスタッフの皆さんに助けられてこの賞をいただけたので、今度はちょっとでも実力を付けて、またこの場に戻って来られるように精進したいです」と今後の意気込みを語った。

助演女優賞には「モリのいる場所」「万引き家族」「日日是好日」に出演した樹木希林が輝き、表彰式には樹木の娘である内田也哉子が代理で出席。内田は「この3作品の撮影中においても、いつも通り家の用事を済ませ、1人で運転して稽古場に行き、寒くても暑くても深夜まで仕事をして帰宅していた母の様子は、全身にがんが転移しているとは思えない佇まいでした。『私は役者をやるために生きているわけではなくて、生きるために役者を生業としているのだから』という生前口にしていた言葉に合点がいきます。きっと今日の賞についても『死人に賞をあげるなんて物好きねえ。で、賞金はいくら?』なんて憎まれ口をたたいているのではないかと思います」と樹木の口真似をしつつスピーチをした。

またゲストとして「日日是好日」で樹木と共演した黒木華が登壇。黒木は「自分もこういう女優さんになりたいと心から感じました。これから作品に出るときには、私も愛と責任を持って、人生をきちんと歩んでいきたいなと思います」と樹木への思いを述べた。

映画ナタリーでは、同表彰式の様子を引き続きレポートする。