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とんかつ まい泉、桂林、おこわ米八など、デパ地下で出会える高コスパ弁当をご紹介

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デパ地下でゲットした千円以内の弁当群

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デパ地下で「千円以下の弁当」を探せ!

デパ地下には様々なスイーツ、惣菜、弁当などがズラリ並んでいて、いずれもクオリティが高いこと、調理せずに食べられるものが多いことで連日多くの人でゴッタ返しています。

しかし、各テナントの商品を見ると、ガックリ肩を落とすこともあります。それは価格。

クオリティが高い商品が多いため、どうしても値が張ってしまいがちで、どうしても「財布との相談」にならざるを得ないのもまたデパ地下の食品でもあります。

しかし、そんな中でもよくデパ地下のフロアを探してみると、千円以下の弁当などがないわけではありません。よく探せば、こういったコストパフォーマンスの良い商品に出会えるのもデパ地下を楽しみ方の一つと言っても良いでしょう。

今回は、そんなデパ地下でゲットした「千円以下の弁当」を5種チョイスしました。各弁当の特徴に迫りながら、食べ比べしてご紹介します。

【とんかつ まい泉】「黒豚メンチとヒレコロ弁当」864円(税込)

【とんかつ まい泉】「黒豚メンチとヒレコロ弁当」864円(税込)

まずはデパ地下でよく見かけるとんかつチェーン【とんかつ まい泉】の「黒豚メンチとヒレコロ弁当」をいただきます。

良質の黒豚を使ったメンチカツ、ヒレかつ、コロッケが入っており、さらに副菜は4種が入っています。これでいて864円(税込)とは、なかなかのコストパフォーマンスです。

「黒豚メンチとヒレコロ弁当」のヒレかつ

メンチカツ、ヒレかつ、コロッケは、弁当であってもいずれもカリッとした食感を保っており、この辺の調理技術は【とんかつ まい泉】ならではのものでしょう。

そして、中の具材も実にフレッシュで、時間を置いた揚げ物にありがちな、しんなりした感じ、油の滲み、臭みなどはいっさいありません。

特にヒレかつは噛み締めるたびに肉の旨みが口いっぱいに広がり、ご飯を次々にいただきたくなる味わいでした。

【桂林】「創業記念人気弁当」1000円(税込)

【桂林】「創業記念人気弁当」1000円(税込)

続いては、三越、西武、東部、そごう、東急、小田急ほか、あらゆるデパートの地下で中華惣菜を展開する【桂林】の「創業記念人気弁当」をいただきます。

これは【桂林】各店でも限定数の特別弁当で、中華メニューのオールスターが勢揃いしたもの。これで1000円(税込)はかなり安いと思います。

「創業記念人気弁当」の「牛肉とピーマンの細切り炒め」

入っているんは「もち豚の酢豚」「海老のチリソース」「牛肉とピーマンの細切り炒め」「霧島黒豚焼売」。そしてご飯はパラパラの「炒飯」。

いずれのおかずも「調理はもちろん素材にもこだわる」【桂林】ならではの洗練された味わいで、箸がどんどん伸びましたが、特に美味しかったのが「牛肉とピーマンの細切り炒め」。

柔らかい牛もも肉・ピーマン・たけのこを、醤油ベースの特製だれで炒めたものですが、野菜類の風合いが際立ち、コク深いのに後味サッパリ。出先などでいただく際にもバッチリのハイレベル弁当だと思いました。

【おこわ米八】「おこわいなり5種」788円(税込)

【おこわ米八】「おこわいなり5種」788円(税込)

続いてはおこわの名ブランド【おこわ米八】の「おこわいなり5種」をいただきます。

デパ地下のテナントによっては店頭で、湯気の立ち上がる炊き立てのおこわを陳列していることもある【おこわ米八】ですが、今回はアレコレ食べ比べできる「おこわいなり5種」をゲットしました。

「おこわいなり5種」のかやく

「おこわいなり5種」のラインナップは時期によって内容が異なりますが、今回ゲットしたのは桜えび、栗、山菜、赤飯、かやくでした。

いずれも【おこわ米八】ならではの味わい深いもち米と、繊細な具材の味を楽しむことができましたが、特に美味しく感じたのはかやく。

5種の中では一見地味にも見えるおこわですが、お揚げの優しい甘みと、しいたけ、にんじん、ごぼうなどのシンプルなかやくがベストマッチし、「これぞまさしく【おこわ米八】!」とも言うべき、風味高い味わいでした。

この他にも【おこわ米八】は、千円以下の弁当を数多く展開しているので、デパ地下弁当で迷ったら、まず真っ先に行くべきテナントと言って良いかもしれません。

【すしべん】「わっぱ海苔のすし弁」864円(税込)

【すしべん】「わっぱ海苔のすし弁」864円(税込)

続いては、石川県の兵庫町に本社がある八幡グループの弁当ブランド【すしべん】の「わっぱ海苔のすし弁」をいただきます。

石川県ではローカルチェーンとして名高いブランドで、その味のクオリティは、近年、首都圏のデパ地下でも支持を集めるようになりました。

「わっぱ海苔のすし弁」のキスフライ

海苔の上にタルタルソースがかかったキスフライが乗ったシンプルな弁当ですが、だからこそ同ブランドのポテンシャルを感じられそうです。

キスフライはカリッと揚げられており、かじってみると、キスフライのあっさりした旨みが衣の風味と合わせて口いっぱいに広がりました。

また、5種の副菜はいずれも素材の味が全面に出ており、海苔・ご飯との相性も抜群。さすが、魚・野菜・米にうるさい石川県で培われた味わいなだけはある、と納得できる滋味深い弁当でした。

今回最安!高コスパな弁当

【丸政】「そば屋の天むす」779円(税込)

【丸政】「そば屋の天むす」779円(税込)

そして、最後に【丸政】の「そば屋の天むす」をいただきます。

今回のデパ地下の弁当の中では最安となる779円(税込)。聞けば、【丸政】は山梨を拠点に、駅そば、駅弁を長きにわたって展開し続けるブランドで、だからこそこのコストパフォーマンスを実現しているのかもしれません。

「そば屋の天むす」の天むす

天むすと言うと、ご飯には味付けがないものが多いですが、こちらは木耳の佃煮を混ぜ込んだご飯が採用されています。

このご飯の中に小ぶりの海老天が入っており、巻かれた海苔の風味とも相まり、サッパリしているのに独特の味わいを楽しむことができました。

聞けば、この天むすは当初、【丸政】運営の蕎麦屋のサイドメニューとして人気で、あまりの支持の厚さから独立した弁当に転じられたとのことです。

地方部で支持を得た弁当が、デパ地下でいただける有り難み

ここまでデパ地下で千円以下で買える弁当を5種食べ比べしながらご紹介しましたが、いずれも「千円以下」と言いつつも、デパ地下以外ではなかなか口にできないであろうクオリティの弁当ばかりでした。

筆者個人としては、【すしべん】の「わっぱ海苔のすし弁」、【丸政】の「そば屋の天むす」のように、本来は地方部で支持を得た料理・弁当が、デパ地下で気軽にいただける点に、特にありがたみを感じました。

ここまで読んでくださったあなたはどのデパ地下・千円以下弁当が気になりましたでしょうか。ぜひあなたのお住まいの近くにあるデパ地下で、お目当ての千円以下弁当をゲットしてくださいね。

文=松田義人(deco)

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