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子どもも大人も一緒に楽しめるダンス劇『マリーの夢』 神奈川県民ホールによる夏休み恒例のオープンシアターにて上演!

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ダンス劇『マリーの夢』

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熊谷拓明が手がけるダンス劇『マリーの夢』が、8月19日(土)に上演される。

毎年、神奈川県民ホールによる“すべての子どもたち大人たちに向けて、音楽、舞台、アートなどを1日楽しめるイベント”として開催されている「オープンシアター」。2023年の「オープンシアター」の1プログラムは、まさに子どもにも大人にも満足間違いなしのダンス劇『マリーの夢』だ。

鴨川てんし ドロッセルマイヤー  撮影:斎藤弥里

『マリーの夢』は、童話『クルミわりとネズミの王さま』(E.T.Aホフマン作)を舞台化した、おどる・しゃべる・うたうダンス劇。『クルミわりとネズミの王さま』は、世界中で愛され続けているチャイコフスキー三大バレエのひとつ、『くるみ割り人形』の原作とされている童話でもある。

稲葉由佳利 マリー  撮影:斎藤弥里

童話は、E.T.A.ホフマンが、親友の末娘マリーの7歳のクリスマスプレゼントに即興で創ったおはなし。物語の語り手として登場するドロッセルマイヤーはホフマンの自画像と言われている。ホフマンは自身の子を幼くして亡くしていたこともあり、マリーを大変可愛がっていたが、彼女もまた13歳という若さでこの世を去ってしまう。

風間自然 クルミわり人形  撮影:斎藤弥里

ホフマンは、この物語を「そしてマリーは、(略)世にもすばらしい不思議なものが、それを見る目がありさえすれば、いたるところに見られる国のお后さまだということです」と締めくくる。マリーの死を予期して、ベッドから出ることのできない彼女に、“真実を見抜く素直な心と、想像力を膨らませる力があれば、いつでもどこへでも旅に出掛けて誰でもその世界を生きることができる”というメッセージを込めて、この物語をプレゼントしたのではないだろうか。

八幡顕光 ネズミの王さま  撮影:斎藤弥里

作・演出・振付を手がける熊谷拓明は、自身が子どもの頃にみたミュージカルに憧れ、シルク・ドゥ・ソレイユでダンサーとして850ものステージに立った経験を持ち、帰国後は多くのダンス劇を発表してきた。これまでも子ども向けの作品に多く携ってきたほか、幅広いジャンルの公演で演出や振付を担うなど、今後のさらなる活躍が期待されるアーティスト。彼の「ダンス劇」はダンスを愛するがゆえに枠にとらわれない表現方法で、踊りと言葉に境界線を持たない独自のスタイルなのだ。

中村蓉 ママ  撮影:斎藤弥里

出演者も見どころなこの作品。

老舗劇団、燐光群から鴨川てんし(ドロッセルマイヤー役)、熊谷作品の出演経験も多い稲葉由佳利(マリー役)、フランスのバレエ団での活動経験もある風間自然(クルミわり人形役)、元新国立劇場バレエ団プリンシパルの八幡顕光(ネズミの王さま役)、コンテンポラリーダンスを軸にしながらオペラの創作に関わるなど多彩な活躍をみせる中村蓉(ママ役)と岡本優(あの日の妖精/ネズミリンクス夫人役)、ストリート系ダンスバトルで数々の優勝経験のあるBlue PrintのATSUSHI(パパ役)、ミュージカル出演・小劇場での芝居に出演など多方面で活躍中の東出宜子(ルイーゼ役)、独特な持ち味を活かしたダンスが魅力の歌川翔太(フリッツ役)、芝居・ミュージカル・映像作品で活動している吉本興業の福島玖宇也(あの日のピエロ役)、そして作・演出・振付の熊谷拓明(ネズミ役)と、実力を兼ね備えたメンバーが名を連ねている。

岡本優 あの日の妖精  撮影:斎藤弥里
岡本優 ネズミリンクス夫人  撮影:斎藤弥里
熊谷拓明 ネズミ  撮影:斎藤弥里
ATSUSHI パパ  撮影:斎藤弥里
東出宜子 ルイーゼ  撮影:斎藤弥里
歌川翔太 フリッツ  撮影:斎藤弥里
福島玖宇也 あの日のピエロ  撮影:斎藤弥里

従来、オペラ・バレエの殿堂として多彩な公演を実施してきた神奈川県民ホールが、「子どもたちの心に訴えかける上質な作品の創造」に取り組むべく、今年のオープンシアターにチョイスした本作。「夢と現実が行き来するちょっぴりダークで幻想的な物語を、ご家族でお楽しみください」と自信を持って贈る作品だ。

うだる暑さが続く毎日、そろそろ長い夏休みもマンネリ化してきたのではないだろうか。そうだ!という人も、そうでない人も。夏休みの思い出イベントとしてぜひホールを訪れていただきたい。

作・演出・振付:熊谷拓明 メッセージ全文

夏の神奈川県民ホール。きっと外とは違う空気が流れているはず。エアコンで涼しい?建物が大きくて歴史がある?劇場ってそれだけではなく、不思議な場所なんです。
あるクリスマスの夜。頑張って大人になった大人と、もっと新しい大人になりたい子供がいる、ある家族が体験した奇跡が、夏休みの皆様にも奇跡体験になるよう、今からドキドキしております。

<公演情報>
オープンシアター2023 ダンス劇『マリーの夢』

原作:『クルミわりとネズミの王さま』E.T.Aホフマン作/上田真而子訳(岩波書店刊)
作・演出・振付:熊谷拓明
演出補:中村蓉

出演:
鴨川てんし(燐光群)/ATSUSHI(Blue Print)/中村蓉/東出宜子/歌川翔太/稲葉由佳利/風間自然/福島玖宇也/岡本優(TABATHA)/熊谷拓明/八幡顕光

【公演期間】
2023年8月19日(土)14:00開演
会場:神奈川県民ホール 大ホール

チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2344831

公式サイト
https://www.kanagawa-kenminhall.com/ot2023

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