第36回東京国際映画祭のポスター完成、安藤桃子と奥田瑛二を撮り下ろし
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第36回東京国際映画祭ポスタービジュアル
第36回東京国際映画祭のポスタービジュアルが完成した。
本年に生誕120年を迎える映画監督・小津安二郎の特集を組む第36回東京国際映画祭。ポスターは小津の代表作の1つである「東京物語」にオマージュを捧げるようなイメージで、映画監督・安藤桃子とその父・奥田瑛二を撮り下ろしたものになった。ビジュアル監修は昨年同様コシノジュンコが担当。ポスターは明日8月18日から東京近郊の映画館に掲出される予定だ。
安藤は第36回東京国際映画祭のナビゲーターにも就任。東京国際映画祭ではこれまで「アンバサダー」という形で俳優が案内人となってきたが、今年は、高知で映画館の代表を務め、自身で映画祭も企画するなどさまざまな形で映画にコミットしている安藤がナビゲーターとなる。
第36回東京国際映画祭は10月23日から11月1日に開催。オープニングセレモニーは昨年と同じく東京宝塚劇場で行われる。クロージングセレモニーはTOHO シネマズ日比谷(スクリーン12)で実施。会期中の上映劇場は丸の内TOEI、丸の内ピカデリー、TOHOシネマズ 日比谷のほか、ヒューリックホール東京、角川シネマ有楽町、シネスイッチ銀座、ヒューマントラストシネマ有楽町、TOHOシネマズ シャンテとなっている。上映本数は昨年よりも拡大する予定。
なおコンペティション部門の審査委員長はヴィム・ヴェンダースが務める。
安藤桃子 コメント
争いも限界もなく、どんな存在にも光を当て、時間も空間も飛び越えて、自由自在に生きられる世界。
映画はあらゆる物語を具現化できる。
映画は世界を変えられる。
映画で世界が変わる。
本当に、そうなんだと思っている。
映画は人の心を映し出す。
目に見えない風や小さな生き物たちも、すべてのイノチを映し出す。
心の内にある、過去も未来も記憶し、記録する。
2023年の今、私たちは何を見つめ、どこへ導かれるのだろう。
映画祭は世界の羅針盤だ。
いま、ここ、東京から。