核戦争の脅威にさらされる夫婦描いたアニメ「風が吹くとき」日本初Blu-ray化
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「風が吹くとき」Blu-rayジャケット
核戦争の脅威にさらされる夫婦を描いたアニメーション映画「風が吹くとき」のBlu-rayが、12月8日に発売。日本でのBlu-ray化はこれが初となる。
1986年にイギリスで製作された「風が吹くとき」は、「スノーマン」などで知られるレイモンド・ブリッグズが原作と脚本を手がけた作品。イギリスの片田舎で暮らす平凡な夫婦、ジムとヒルダは2度の世界大戦をくぐり抜け、子供を育て上げ、老境に差し掛かっていた。しかし2人はある日ラジオから、新たな世界戦争が起こり核爆弾が落ちてくるという知らせを聞く。たわいのない愚痴を交わしながらも“そのとき”に備える2人。そしてとうとう爆弾が炸裂し、すさまじい熱と風が吹きすさぶ。なんとか生き延び、政府の教えに従ってシェルターでの生活を始めるジムとヒルダだったが、そんな2人の体に異変が起こり始める。
監督を務めたのは「宇宙の7人」のジミー・T・ムラカミ。音楽をロジャー・ウォーターズが手がけ、主題歌「When The Wind Blows」をデヴィッド・ボウイが歌った。ジムに「ライアンの娘」のジョン・ミルズ、ヒルダに「インドへの道」のペギー・アシュクロフトが声を当てている。なお日本語吹替版の監督を務めたのは大島渚。ジムに森繁久彌、ヒルダに加藤治子が声を当てた。
※大島渚の渚は旧字体が正式表記