沖縄で「サマー・ファミリー・シアター」開催、スイッチ総研の新作から組踊版「スイミー」まで
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パレットくもじ×なはーとプログラム スイッチ総研「パレットくもじスイッチ」より。(撮影:普久原あさひ)
那覇文化芸術劇場なはーと「サマー・ファミリー・シアター2023~くもじでなつやすみ~」が昨日8月20日に開催され、2つの公演が別会場で行われた。
沖縄・UFURUFU(パレットくもじ前交通広場)で開催されたのは、スイッチ総研による新作「パレットくもじスイッチ」。スイッチ総研は光瀬指絵と大石将弘による団体で、鑑賞者が“スイッチ”を押すと、3秒から30秒程度の小さな演劇作品が繰り広げられる。スイッチ総研にとって沖縄初上陸となった今回は、沖縄県内外の俳優たちを含む総勢21人により、“沖縄らしい”8つの作品が披露された。
沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場で上演されたのは、「みんなでやろう! 組踊たいそう」「組踊版『スイミー』」の2本立て公演。開場中には急遽、スイッチ総研によるデモンストレーション上演が行われ、「組踊版『スイミー』」の作・演出を担う嘉数道彦が、スイッチ総研の演目のきっかけで登場し、本公演が開演した。「みんなでやろう! 組踊たいそう」では、子供たちが身体を使って“組踊たいそう”に参加。また、レオ・レオニの絵本を組踊としてアレンジした「組踊版『スイミー』」では、ジンベエザメに家族を食べられてしまったキビナゴのスルル小(ぐゎー)と沖縄の魚たちが、北海道のサケやタラバガニらと共に力を合わせてジンベエザメに立ち向かう物語が展開した。
那覇文化芸術劇場なはーと「サマー・ファミリー・シアター2023~くもじでなつやすみ~」
パレットくもじ×なはーとプログラム スイッチ総研「パレットくもじスイッチ」
2023年8月20日(日)※公演終了
沖縄県 UFURUFU(パレットくもじ前交通広場)
作:スイッチ総研
脚本・演出:光瀬指絵
研究開発・出演:大石将弘、光瀬指絵
契約所員:石倉来輝、小林義典、田中祐希、福永マリカ
客員研究員:廣川三憲、公募で選出される非常勤研究員
「みんなでやろう! 組踊たいそう」「組踊版『スイミー』」
2023年8月20日(日)※公演終了
沖縄県 那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場
「みんなでやろう! 組踊たいそう」
作詞:嘉数道彦
振付:阿嘉修
音楽:仲村逸夫
出演:平良大、嘉数千李、田島吟
「組踊版『スイミー』」
原作:レオ・レオニ
脚本・演出:嘉数道彦
振付:阿嘉修
音楽:仲村逸夫
出演:平良大、嘉数千李、田島吟 / 宮崎花澄、高井賢太郎、玉城知世、川満香多紅、玉城匠、仲嶺夕理彩、上原崇弘、伊波留依
※高井賢太郎の「高」ははしご高が正式表記。