東京夜光「世界の終わりで目をつむる」開幕、三畳間の鬱屈を“軽やかな作品”に
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東京夜光「世界の終わりで目をつむる」より。(撮影:林亮太)
東京夜光「世界の終わりで目をつむる」が、昨日12月19日に東京・小劇場楽園で開幕した。
下北ウェーブ2018選出を機に設立された東京夜光にとって、旗揚げ後初の単独公演となる本作。作・演出を手がける川名幸宏が、自身が3畳の部屋に住んでいた経験から着想を得て創作した物語が展開する。
主人公の光(丸山港都)のもとに瞳(さかいかな)が現れたことにより、光の大学時代の仲間である大戸(神谷大輔)、真希(砂田桃子)、末松(佐藤修作)や、姉・香織(吉田多希)との関係が歪に動き始め……。
初日を終え川名は、「この物語を書き始めたのが2年前、僕は風呂なしの三畳の部屋に住んでいました。そのときの、鬱屈とした、見えなさすぎる未来への不安や、何かを信じることへの怯えの感覚をべっとりまとった、それでも心地よく軽やかな作品になりました」と手応えを語っている。公演は12月24日まで
川名幸宏コメント
東京夜光「世界の終わりで目をつむる」が開幕しました。
この物語を書き始めたのが2年前、僕は風呂なしの三畳の部屋に住んでいました。そのときの、鬱屈とした、見えなさすぎる未来への不安や、何かを信じることへの怯えの感覚をべっとりまとった、それでも心地よく軽やかな作品になりました。
自分の体中で鳴ってる叫びみたいなものを、キャスト、スタッフの皆さんと、日々模索しながら、ああでもないこうでもないと、幸せな創作ができています。
平成最後の年末に、世界の終わりに目をつむりに、ぜひいらしてください!
東京夜光「世界の終わりで目をつむる」
2018年12月19日(水)~24日(月・振休)
東京都 小劇場楽園
作・演出:川名幸宏
出演:丸山港都、さかいかな、神谷大輔、砂田桃子、佐藤修作、吉田多希、笹本志穂、藤家矢麻刀、草野峻平