インドネシアの近現代史を描くスリラー「沈黙の自叙伝」予告とポスター解禁
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「沈黙の自叙伝」ポスタービジュアル
第23回東京フィルメックスのコンペティション部門で最優秀作品賞、第79回ヴェネツィア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞した映画「沈黙の自叙伝」より、ポスタービジュアルと予告編が解禁された。
マクバル・ムバラクが監督を務めた本作は、暴力と欺瞞に満ちたインドネシアの近現代史を寓話的に描いた物語。主人公の青年ラキブは、退役した将軍プルナが所有する空き屋敷で、たった1人の使用人として働くことになる。ラキブに対して立場を超えたように親身に接するプルナ。ラキブも仕事と生活の中で天職を見出す。そして地元の首長選挙に立候補した将軍の選挙キャンペーンが始まり、2人の運命は大きく動き出す。
ケヴィン・アルディロワがラキブ、アースウェンディ・ベニング・サワラがプルナを演じたほか、スワラ・ユスフ・マハルディカ、ルクマン・サルディらがキャストに名を連ねた。このたびYouTubeで公開された映像には、ラキブがプルナから銃の扱い方を教わる姿や、ラキブがある男に連れられ暗い部屋に引き入れられるシーンなどが映し出された。
「沈黙の自叙伝」は9月16日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次ロードショー。
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