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LDHの王道の系譜をたどるTHE JET BOY BANGERZがデビュー「オーディションを経てガチ仲間に」

音楽

インタビュー

ぴあ

THE JET BOY BANGERZ 撮影:山﨑優祐

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フォトギャラリー(23件)

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8月23日にデビューする「THE JET BOY BANGERZ」。
THE JET BOY BANGERZ 、通称TJBBはLDH史上最大規模のオーディション「iCON Z ~Dreams For Children~」から生まれた10人組ダンス&ボーカルグループで、LDH JAPAN所属のコーラスグループ「DEEP SQUAD」、ダンスのプロリーグ「D.LEAGUE」からもメンバーが参加。
高いパフォーマンス力を誇るTJBBの魅力、デビュー曲について聞いた。

カッコイイ10人の「チャームポイント」は?

NOSUKE

――ではまず自己紹介の方からしていただきたいなと思います。
お名前と年齢、みなさんかっこいいので逆にチャームポイントを教えていただきたいなと思います。

エイロン ボーカルのエイロンです。年齢は24歳になりました。
チャームポイントは僕の高い鼻ですかね。

宇原雄飛(以下、宇原) 天然なところだろ!

エイロン そこは武器としてます。

一同 お~!

中村碧(以下、中村) パフォーマーの最年少17歳の中村碧です。僕のチャームポイントは、笑ったときに出るえくぼです。よろしくお願いします!

石川晃多(以下、石川) ボーカルの石川晃多、22歳です。僕チャームポイントは笑顔です(にっこり)。

――かわいい!

石川 ありがとうございます!

古嶋滝(以下、古嶋) パフォーマーの古嶋滝です。年齢は19歳です。チャームポイントは……二重幅の間にあるホクロです。よろしくお願いします。

佐藤蒼虎 佐藤蒼虎、18歳です。僕のチャームポイントは多分、眉毛です。

宇原 眉毛でいいじゃないですか?

佐藤蒼 眉毛です!濃い!

古嶋滝
中村碧

田中彰(以下、田中) リーダーの田中彰です。27歳です。チャームポイントはタレ目です。

桑原巧光(以下、桑原) 桑原巧光です。23歳です。僕のチャームポイントは首の長さです(シャツを少し下げながら首を伸ばす)。

一同 確かに長い!

佐藤陽 佐藤陽、18歳です。チャームポイントは胸筋です。

宇原 見せて!

佐藤陽 あっ、ちょっと非公開です(笑)。

宇原 (笑)。はい、ボーカルの宇原雄飛、22歳です。チャームポイントは僕も首って言おうとしたんですよ。

桑原 見せ方も一緒(笑)。

宇原 あと鎖骨もチャームポイントですね。ジャケ写で結構出ちゃってるので、巷でサコティと呼ばれてるチャームポイントでやらせてもらっています。

NOSUKE パフォーマーのNOSUKEです。23歳です。チャームポイントはウルウルした瞳です。

宇原 見たいです! サングラスの下の瞳が。

NOSUKE ……(かけていたサングラスを下げながら)。

一同 お~!

佐藤陽 きゅるきゅる!

NOSUKE ……(もう一度サングラスを下げる)

宇原 いらん、いらん、2回目いらん!(笑)

――大サービスしてもらって(笑)。

NOSUKE で、やらせてもらってます。

宇原 で、サングラスは外すんだ(笑)。

NOSUKE このためにつけてたから。

大人数だからこそのTJBBの強み

田中彰

――自己紹介だけでも楽しいグループだというのは分かったんですけど、「THE JET BOYBAMGERZ」がどんなグループなのか、教えてください。

宇原 10人組ダンス&ボーカルグループでボーカル3人、パフォーマー7人の、LDHの王道スタイルの構成でやらせてもらっています。パフォーマーの中にはDリーグというプロダンスで活躍するDリーガーが所属していて、そのDリーガーが中心となった圧倒的なパフォーマンス力を武器にしたチームです。

――そんなパフォーマンス力はもちろんかと思いますが、改めて強みを3つ教えてください。

宇原 Dリーガーというパフォーマーがいて、それぞれダンスをやってきたジャンルが違う人たちが揃ったパフォーマーなので、見せる幅がすごく広いんです。ライブにおいて、いろんなバリエーションでお客さんを楽しませることができるので、このチームの一つの武器は本当にライブに強いことが一番かなと思います。

二つ目は仲の良さですかね。

(頷くメンバー)

佐藤蒼虎
石川晃多

宇原 やっぱり団結力や結束力があって、いま夢者修行を回らせてもらっているんですけど、夢者修行の前にミーティングをして、終わった後に全員で反省会も必ず行うようにしています。そのたびにチーム力も上がっていますし、リハーサルでも話し合う機会も多いんですけど、自分たちが言霊となるように日々言ってるのは、「絶対にドームに行きたい」。ドームに行こうということは日々言うようにしていて、チームの雰囲気の良さもこのチームの武器かなと思います。
あと1個お願いします。

田中 それこそ大人数なのでライブの迫力は他のチームよりはあるなと思いますね。
夢者修行でも、ステージもいっぱいいっぱい使って後ろで見ている方まで、迫力を伝えられるのはこのチームの本当に良いところでもあります。最近では夢者修行でバラードの音楽でも踊らせていただいていて、カッコイイ、しっとりとした哀愁漂うようなところも出せるので、そこの曲の幅の広さは強いのかな、と思いますね。

今はギラギラしている

エイロン

――デビューを控えてのお気持ちを教えてください。

中村 僕とメンバー4人がiCON Zオーディション第一章の頃からで、約2年が経ったんですけれども、そのときから、ダンス初心者のメンバーがいたり、ラップ初心者だったり、いろいろと葛藤だったり苦悩もあったんですけど、こうして第二章メンバーとともに新たなグループとして、EXILE魂を継承するグループとしてデビューできるのは本当にすごく嬉しいです。
あとはLDHイチのパフォーマンス力を引き続き磨いていき、自分たちの夢である最高のステージに行けるように全力で頑張りたいなって思ってます。

石川 僕もこのオーディションを受けてから2年が経ったんですけど、本当にオーディション期間中の合宿がとにかくきつくて。地獄のような合宿を乗り越えて、一章で武道館最後に立たせていただいてそこではFINAL審査、3グループでパフォーマンスを披露したんですけど、僕たちは落ちてしまいました。そこからの第二章ということで、すごく絶望感があったんですけど、それをこの仲間たちと乗り越えてきて、そこからグループが形成されて、こうやって最高の仲間とデビューさせていただけるっていうのは本当に嬉しいです。
本当にチームの雰囲気もいいですし、パフォーマンスも絶対にどこのグループにも負ける気はないので、その気持ちだけは曲げずに活動していけるように頑張りたいな、と思います。

佐藤陽 デビューをしたら、日本に新しいその風を吹かせたい。そういうチームでいたいなって思うのと同時に、その世界にJ-POPでも通用するっていうチームでありたいなって。
そのためにはがむしゃらにパフォーマンスを磨いて頑張っていきたいと思います。

――王道というお話がありますけど、王道って逆にちょっとプレッシャー感じたり?

宇原 今誰も負っていない枠でHIROさん、AKIRAさんにもそこを目指してほしいって言っていただいているので、少しプレッシャーも感じてますが、それ以上に自分たちには絶対にできるっていう自信があるので、もう今はギラギラしています!

桑原巧光

デビュー曲はTHE JET BOY BANGERZの名刺代わりの1曲

佐藤陽

――では、そんなみなさんのデビュー曲がどんな曲になっているのか教えてください。

古嶋 デビュー曲の「Jettin’」はとても勢いと爆発力のある楽曲となっています。この楽曲を制作するにあたって、まずリファレンスの楽曲があったんですけど、歌詞を考えるときに、EXILEのSHOKICHIさんとメンバーでディスカッションをさせていただきました。そのときの心境や、デビューにかける10人の思いを一度ディスカッションして言葉にして、書き出してそれをSHOKICHIさんが歌詞にしてくださいました。でも本当メンバー10人の熱い思いが込められてるので、歌詞にもぜひ注目していただきたいです。
あとは、振り付けと構成もメンバー自身がオリジナルで作ってるので、そこもTHE JET BOY BANGERZの強みかな、と。パフォーマーをぜひ目に焼き付けていただけたらなと思います。

――パフォーマンスについて、特に見どころを教えてください。

佐藤陽 本当にたくさんあるんですけど、ふたつ挙げさせていただくと、サビの後半に「Jettin’」って繰り返す部分があるんですけど、そこが自分たちも最初に曲を聞いたときにすごく頭に印象に残っていて、自分たちでもSNSで流行らせたいという気持ちが強くて。ミュージックビデオを見ていただくとわかるんですけど、キャッチーな振り付けにしたり、みんなに真似してもらいやすいようにしたので、そういうところも見てもらえたら、楽しいんじゃないかなと思います。
あと、もうひとつはラストに全員でダンスをガッツリ踊る部分があるんですけど、そこはTJBBならではの強みが一番出てるパートになってるのかな、と思っています。それぞれの強い個性がそのダンスパートにまとまっていますし、アクロバットなどもあってすごく見応えのあるパートです。

――ボーカル面でのこだわりはいかがですか?

宇原 この楽曲は、全員がラップで参加する初めての楽曲なんですけど、ヴァースはラップ、ボーカル、歌もので構成されていて、サビは僕とエイロンで歌ってるんですけど、サビには一番自分たちの思いが乗ってる「ハイプレッシャーを力に変えて 新たな世界を切り開いていく」という、本当に自分たちの率直な思いを歌ってるので、これこそ自分たちの等身大の歌で、この「THE JET BOY BANGERZ」の名刺代わりの1曲だなと思います。本当に歌詞に注目して、聴いていただければ嬉しいですね。

――さっきお話にも出ていましたが、MVの見どころもダンスになりますか?

宇原 MVは自分たちの圧倒的なパフォーマンス力ですけど、コミカルな部分だったり、ちょっとクールだったり、アクト系も織り交ぜてて撮っていたので、本当に見応えがあります。それ以外になんだろうな。爆破シーンとか、とにかく走ってるシーンとか。

古嶋 電話いっぱいかかってくるシーンとか。

宇原 もうちょっとよくわからないです(笑)。

佐藤陽 ミルクこぼすシーンもあります。

――だいぶ思っていたのと違いますね(笑)。

一同 (笑)。

田中 かっこいいところと、そういった緩急もあるようなMVになっていますね。

宇原 でもやっぱり最後のダンスパートは一番見てほしいです。ラストのシーンをラストに撮影したんですけど、そのときもう、時間がかなり遅くなっていたんです。ラストにアクロバットも詰め込んでいて、絶対に成功させないといけないという状態でした。陽と蒼虎と滝が、アクロバットで飛ぶんですよ。僕が土台となって、蒼虎を飛ばすっていう技をやってるんですけど、それが、覚えたてというかね。

佐藤蒼虎 そうですね。

宇原 その前は結構失敗が多かったんですよ。
でもやるしかないってときに、蒼虎も目バキバキで「やりますよ!」って。

一同 ははは!

宇原 ラスト、過去イチいいジャンプしたんですよ。

石川 めちゃめちゃ綺麗でしたね。

宇原 陽も蒼虎も良かったので。ラストのパフォーマンスはベストなものだと思うので、最後まで見ていただければなと思います。

地方での食事が楽しくもあり苦痛?

宇原雄飛

――現在、夢者修行中ということですが、巡ってみて感想をお聞かせください。

桑原 今回、夢者修行をやらせていただくのは2回目なんですけど、1回目はオーディション中に回らせていただいたんです。そのときは初めてということもあって、自分たちのパフォーマンスに必死だったりとか、目の前のことに必死だったんですけど、今回2回目で、お客さんの顔もゆっくり冷静に見ることができて、より感謝を伝えたいという思いもありました。お客さんとの距離感が近く、意思疎通できたのがすごく良かったな、って思いました。

NOSUKE 今回の夢者修行はリリースイベントみたいな感じなので、特典会っていうファンの方々と交流する機会があったんですけど、そこで初めてちゃんとTEAM JETZ(THE JET BOY BANGERZファンネーム)の生の声を聞けたのが印象的でしたね。
「こんなことを思ってくれたんだ」とか、公演の感想を聞けたので、すごく貴重な経験だったなと思いました。

――地方での思い出はあります?

NOSUKE やっぱりご飯ですかね。僕らデビューまでに体脂肪10%以下にしないといけないんですけど、地方に行ったら食べちゃうんですよね(笑)。
痩せなきゃいけないのと、食べたいのと。でも絶対に食べちゃうのでそこが楽しくもあり、苦痛でもあります(笑)。

桑原 メンバーの親御さんがそれぞれ地方で差し入れを持ってきてくださって、それが本当に公演の楽しみですね。

佐藤陽 巧光くんすごいですよ。大阪では雄飛くんのご両親が絶対551買ってきてくれるんですよ。肉まん。本番前にも関わらず3つぐらい食べてて。

桑原 3つ食べて即歯磨きして公演に出ました(笑)。

宇原 余ったらスタッフさんに渡したいなと思ってたんですけど、エイロンも巧海も3つ以上食べるから、渡すものがないっていう。

桑原 ごめんなさい(笑)うますぎました。

宇原 うまいんだよ、551は。

オーディションを経て「ガチ仲間」

――5年後、どんなグループになっていたいか、展望を聞かせください。

宇原 5年後……いいラインですね(笑)。

田中 5年後にはドームツアーを回ってるっていうのは、自分たちの夢の一つでもあります。
こうやって夢者修行でもいろんなステージでやらさせていただいてますけど、照明だとか、特効だとかも、僕たち自身も演出したいというメンバーもいるので、今は振り付け構成だけですけど、ライブのことも自分たちで考えていけるような強いチームになれたらな、というのが一つの目標ですね。

――個人として、5年後にどうなっていたいか、展望はありますか?

佐藤蒼虎 僕はいろんなことに挑戦したいな、と思っています。デビュー前にラジオだったり、番組だったりいろんなことをやらせていただいてるんですけど、どれもスタートしたばかりなので、もっともっと自分のレベルを上げて、どんなお仕事をさせていただいたとしても、しっかり一人前にできるようになりたいですね。本当にいろんなことに挑戦して、それが実っているような5年後にしたいです。

宇原 5年後に22歳とか?

佐藤蒼 そうですね。23?

宇原 若いな!

田中 俺は、32よ。

――年の差がけっこうあるんですよね。グループ内でジェネレーションギャップって感じたります?

田中 知ってるもの、知らないものは結構ありますね。ゲームとか。そこで世代を感じるところはありますね。

宇原 ゲームは確かにある。お笑い番組とか。

桑原 これ知ってる? みたいなのあるもんね。

田中 ゲームも世代として違うんですけど、みんなでスマッシュブラザーズを仲良くやりました。でも、結構ガチで。

桑原 めちゃめちゃ楽しかった。

――みなさん最初から仲はいいんですか?

田中 やっぱりオーディションの中でいろんなことが起こったので、どうにかしないとっていうことで。みんな振り付けも自分たちで考えていることもあって、必然的にコミュニケーションをとる機会も多かったんです。そこで日に日に仲良くなっていったのは感じますね。

――スマブラもそうですけど、絆が深まったな、と感じた瞬間はありますか。

NOSUKE 1回目の夢者修行ですね。オーディション中の夢者修行で、3日連続ぐらいだっけ、あって。みんな心身ともにしんどかったんですけど、それを乗り切った後に、なんか「ガチ仲間じゃん?」みたいな。

一同 うぇーい!

NOSUKE ……な、話をしていたんですよね。僕はそのときに絆深まったなって思いましたね。
それがまあ番組でいい感じに使われていてそこがターニングポイントみたいになっているんですけど。やっぱりそこじゃないですかね。

――今とはやっぱり全然空気が違う感じなんですか。

NOSUKE そこまででも……。

宇原 違う違う、全然違う。

――肌感はメンバーによって違う?

NOSUKE 俺けっこうそのまんまなんだけどな。

佐藤陽 僕的には雄飛くんがめっちゃボケるようになってくれた。

NOSUKE でも確かにクールぶってたのが、「ああ君そんな感じなんだ」みたいなのは出てきますよね。

宇原 僕殻にこもりやすいタイプなんですよ。人見知りで、なかなか出してなくて。でもやっと出せてきました。

――じゃあそれも絆の一つですね。

宇原 そうですね。ガチ仲間かな、と。

一同 うぇーい!(笑)

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:山﨑優祐

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