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日本初公開のドレスなど約300点を一挙公開『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル』9月20日より開催

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カクテル・ドレス―ピート・モンドリアンへのオマージュ 1965年秋冬オートクチュールコレクション  © Yves Saint Laurent © Alexandre Guirkinger

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国立新美術館では、2023年9月20日(水)より『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル』が開催される。約半世紀にわたって世界のファッション界をリード した「モードの帝王」の死から15年。同展は、イヴ・サンローラン美術館パリの全面協力を得て、没後日本で初めて開催される大回顧展だ。

イヴ・サンローランは、1936年、フランス領アルジェリア、オランに生まれた。17歳の時にパリに渡った彼は、コンクールのドレス部門で入賞したことを機に、クリスチャン・ディオールのアシスタントに抜擢される。さらに1957年、クリスチャン・ディオールが急逝すると、21歳の若さでディオールの後継者として世界最年少のクチュリエとなり、その4年後には公私にわたるパートナー、ピエール・ベルジェらとオートクチュールメゾン「イヴ・サンローラン」を立ち上げた。

以来、様々なファッションを提案してきたイヴ・サンローランだったが、なかでも革新的だったのは、ピーコート、パンツスーツ、トレンチコート、タキシードなど、紳士服からヒントを得て女性向けに改良した作品だ。今や女性のワードローブとして定着しているそれらのスタイルは、女性解放運動が隆盛した頃に生み出された。まさに時代が求める新たなエレガンスということができるだろう。

また、美術作品とファッションを融合させたモンドリアン・ルックに代表されるように、伝統的なオートクチュールモードの世界に、アートという新風を吹き込んだほか、舞台衣装や映画の衣装制作など、様々な芸術分野との協働に積極的に取り組んだ。

同展では彼のデビューから独自のスタイルを確立するまでの40年にわたる歴史を、ルック110体のほか、アクセサリーやドローイング、写真を含む約300点により、12章構成で紹介する。20世紀後半、女性たちのワードローブに変革をもたらした、その偉大なる才能に、あらためて目を見張ることだろう。

<開催情報>
『イヴ・サンローラン展 時を超えるスタイル』

会期:2023年9月20日(水)~12月11日(月)
会場:国立新美術館 企画展示室1E
時間:10:00〜18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)
休館日:火曜
料金:一般2,300円、大学1,500円、高校900円
展覧会公式サイト:
https://ysl2023.jp

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