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「これからも一緒に駆け抜けてほしい」 ONE N’ ONLY初のFCツアーを開催! そして新たなステージへ

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「ONE N’ ONLY FC TOUR 2023 Welcome to SWAG」8月20日(日) Zepp Haneda

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ONE N’ ONLYが8月27日、「ONE N’ ONLY FC TOUR 2023 Welcome to SWAG」の最終公演をZepp Nambaにて行った。
自身初となるファンクラブツアー。昼公演と夜公演で異なるセットリストで、訪れたSWAG(ONE N’ ONLYファンの総称)を存分に魅了した。
本記事では8月20日に行われたZepp Hanedaの昼・夜公演の模様をレポートする。

異なる側面からONE N’ ONLYの魅力をたっぷりと!

満員御礼のZepp Haneda公演。
メンバーによる開演前アナウンスでSWAGと元気の良いコール&レスポンスで始まる前から会場の熱量は高い。

そんなライブ前半は公演のテーマに沿ったセットリストに。

[Concept F]と銘打った昼公演。ステージ上に現れたメンバーは可愛いニット帽を被っていたりと、HAYATO曰く「可愛いに振り切った」衣装で登場。
「FUNNY」をテーマとした公演のオープニングを飾った楽曲は「HOLIDAY」。会場全体で初のFCツアーを盛り上げていく。
MCでは自己紹介のあと、この日、体調不良で欠席となったEIKUについても触れた。
「EIKUの分まで楽しんでいきましょう!」とHAYATOが言うと、REIがEIKUのモノマネ(?)で応えるなどして盛り上げた。常に「気持ちは6人のつもりでステージに立っている」とメンバーが何度も言っていたように、全員のパワーが感じられるパフォーマンスを繰り広げていく。

2曲目の「YOU???」では笑顔でポップなダンスと共に歌声を届け、「みんな、まだまだ、もっともっとできるでしょ?」とKENSHINが声をかけ、「POP!POP!」に続く。ゆったりとした音楽にSWAGも身をゆだね、一緒に体を動かし盛り上げていく。EIKUがいない寂しさはあるが、そのぶん、EIKUのソロでは5人のパフォーマンスでしっかりと見せた。
「LUCKY」では、振り向きざまに手を振る振り付けに会場からは歓声とともに「可愛い!」というFUNNYな公演にぴったりな声が飛んだ。

夜公演は[Concept C]。テーマは「Cool」だ。[Concept F]とは打って変わって、黒のスーツで登場したメンバー。スーツの着こなし方もそれぞれ異なり、TETTAとKENSHINはネクタイなし。髪型もカッチリと決め、メイクも涼やかだ。
「OPEN」のイントロが流れると会場からは割れんばかりの歓声が上がる。スーツでゴリゴリに踊るのは最高だ。
さらにMCを挟んでREIのボーカルから始まる「FOCUS」。シルエットで見せ、クールさを際立たせる。

続いて「What’s Your Favorite?」。セクシーさのあるダンスは、ひとつひとつの動きが艶めいて見える。カメラに抜かれる表情さえも色っぽさが。
青を基調としたライティングの中、躍動する「Black Hole」。チラリと腹部が覗き、客席からは歓声が上がった。そしてラストの「QUEEN」ではスタンドマイクとハットを使った演出。以前ツアーでもあったものだが、さらにキレが増しているようにも見える。目まぐるしく変わるフォーメーション、メンバーそれぞれの表情に思わず息をするのも忘れてしまいそうなほどだ。
「ワンエン史上一番のセクシーメドレー」とHAYATOが言ったが、昼と夜とでは全く異なる魅力を見せつけた。

ワンエンの魅力満載!バラエティコーナー

また、ファンクラブツアーということで、パフォーマンスだけではなく、バラエティ企画も。昼・夜共に行われた企画は「ONE N’ ONLY オンリーワン選手権」だ。改めて自分たちのグループ内でのキャラクターや、ポジションを再確認していこうということで、ある質問に当てはまると思ったら立ち上がり、立ったのがひとりだったら成功。3回続けて成功でワン円オンリー、オンリーワン選手権」。3回続けて成功できればゲームはクリア。クリアできたら高級焼肉をプレゼントということで、メンバーにも気合いが入る。
昼公演では最初の2問、「メンバーの中で一番キラキラしているのは俺だ!」はKENSHINが、「一番美意識が高いのは俺だ!」はNAOYAが立ち、順調に成功し、HAYATOが「簡単すぎない!?」と言うほどだったが、ここから難航する。

「一番気が利くのは俺だ!」ではNAOYA以外の4人が立ち上がり、互いに「一番ないでしょ!」と言い合う事態に。そして「全員ねぇよ!」とツッコむNAOYA。「逆に何が一番気が利くの?」と問うと、「誰よりも早く片付けします!」(HAYATO)、「誰よりも、周りのことが見えてます。集団行動大好き!!」(REI)、「レッスンで、他の人のバミりまで覚えてます」(TETTA)、「レッスン後に掃除してます」(KENSHIN)とそれぞれの回答が。
結果、「僕は立たなかったことが気が利くなあ、と思っています」と回答したNAOYAが一番大きな拍手を受けた。

振り出しに戻った次の質問は「一番グループ思いなのは俺だ!」ではHAYATO、REI、NAOYAが立ち上がり、失敗。
この結果を見たTETTAは「HAYATOがリーダーじゃん。HAYATOひとりが立つっていうのが1番きれいな形かな、って思ってたのよ。そしたらでしゃばっちゃうから」と言うとSWAGからは納得の声が。これに対し、NAOYAは「だってメンバーの好きだもん!」と言い、歓声を浴びた。

続く「一番夏が似合うのは俺だ!」ではKENSHINとTETTAが立ち上がり失敗。
隣同士で座っていたふたり、HAYATOからは「隣で何か感じ合ったりしないの?」と言われたが、「隣なんか見ねえよ!」とキリリとKENSHIN。そして「まず夏生まれ。7月。水泳やってた」と夏が似合う理由を主張。対するTETTAは「まず、11月、冬生まれ。海、泳げない。でも、暑いの大好き!」と言い、HAYATOからはすかさず「お前もう座れ!」。

「料理上手なのは俺だ!」ではREIだけ立ち、成功となったものの、「一番可愛いのは俺だ」では、KENSHINが立ったほか、TETTAがEIKUのうちわを掲げた。KENSHINがハッとしたようなリアクションのあと「恥ずかしい……」としょげる場面も。
そのあとのお題「一番うさ耳が似合うのは俺だ!」では、この公演で、もともとうさ耳帽子をかぶっていたKENSHINひとりが立ち成功となったが(飼っているうさぎ、ぴょん吉くんの擬人化とのこと)、ここでゲームは終了。
3問連続クリアができなかったため、罰ゲームが行われることになったが、罰ゲームを受けるのはKENSHIN。
夏祭りの帰り道の胸キュンセリフを言う、という罰ゲームに、「今日、花火大会楽しかったね。また一緒にデートしたいな。花火よりもお前の方がきれいだよ」と言い、客席をときめかせた。

夜公演では昼公演以上に成功が困難に。
まず「一番クールなのは俺だ」ではKENSHIN、TETTA、HAYATOが立ち上がり、最初から成功ならず。
逆に2問目の「一番ミステリアスなのは俺だ」では誰も立たず、失敗。
誰が一番ミステリアスなのか、という点については客席からの声ではREIを挙げる声も上がっていたが、EIKUを推す声も多かったか。

成功したのは3問目、「頼りになるのは俺だ」というお題。HAYATOがほかの4人の様子を確認しながら立ち上がり、メンバーからは「自信を持って!」と声が飛んだ。
KENSHINとTETTAの対決(?)になったのが「髪をかきあげる仕草がセクシーなのは俺だ」と「振り向きざまのウィンクがイケているのは俺だ」の2問。
成功条件はオンリーワンなので、2人が立った時点でゲーム自体は失敗になるのだが、やはりどちらがセクシーで、どちらがイケてるのかは決めなければならない。
実際にやってみて客席の反応を伺うことになったが、TETTAはキメる前から笑い声が客席から起こり、フライング気味な反応に少し納得がいかない様子も(KENSHINには大歓声)。
結局、3回連続での成功はならず、夜の部はTETTAが罰ゲームの「胸キュンセリフ」を言うことに。

ここまでキメで笑い声が上がっていたこともあり、「ここは1回、笑いをこらえて」とNAOYA(すかさず「笑いこらえてはおかしい」とツッコむTETTA)。
夜景のきれいなレストランで胸キュン台詞というお題に。
「『夜景より君が綺麗だよ』はナシね」とNAOYAに釘を刺された上でのTETTAの胸キュン台詞は……。
「口についてるぞ(相手の口元に触れる仕草)。……俺と付き合おう」
見事、SWAGの大歓声を浴びた。

昼公演2つ目の企画は「3000分の6」。メンバーが会場にいる3000人の中から、6人だけに該当する質問を考えるというもの。
6人に一番近かった人が勝利、一番遠かった人が罰ゲーム、というこちらのゲームは、「今日ここまで(前半)のセトリを予想していた人」という質問をしたHAYATOが該当者8人で勝利。
一番遠かったのは「今日朝からお風呂入ってきた人」という質問をしたKENSHIN。昼公演2度目の罰ゲームを受けることとなる。
今回の罰ゲームは自分以外のメンバー5人それぞれの大好きなところを褒め称えるというもの。ケンシンの前にそれぞれ近づいてまず、NAOYAには「可愛いお顔」と言い(大歓声!)、「大好き!」と伝えるとNAOYAもキュートな笑顔で「ありがとー!」と答えた。
「TETTAは一番、ムードメーカーというかおもしろい感じだけど、実は一番芯があって。TETTAの背中、すげぇでかいな、って」
REIには「肌白いとか。最年長で、俺が悩みとかあった時に一番連絡してくれたり、誰よりも優しくて大好き」。
そしてHAYATOには「15で出会って、シンメとしてハヤケンとして。グループひっぱって。全てにおいて俺はお前を尊敬している。ありがとう」とクールに。
もちろん、EIKU(ボイスはREI)にも。「小動物らしくて、一番仲いいのかな、っていうぐらい2人でご飯も行くし。本当に愛してる」。

一方、夜公演のふたつめの企画は「スポーツGP」が行われた。いろんなスポーツをやってトップを決めるというシンプルなものだ。運動神経抜群のEIKUが欠席ということで予測は困難な展開に。
1種目めの「全力叩いてかぶってじゃんけんぽん」ではKENSHINとREIが勝利。
大皿に玉を乗せられるまでやる「けん玉チャレンジ」では「けん玉は人生で数えられるぐらいやっていた」と言うTETTAがその経験値を生かして勝利を収めた。
続く誰が一番長く回し続けられるか「フラフープチャレンジ」でもTETTAが勝利し、一歩リードかと思われたが、「I’M SWAG」に合わせての「万歩計ダンスチャレンジ」ではKENSHINが僅差で勝利し、トップがKENSHINとTETTAが並ぶことに。
男気じゃんけんをし、勝利したTETTAが高級寿司ゲット!
一方、最下位もHAYATOとNAOYAが同率で並び、こちらは「全力あっちむいてホイ」で決着をつけることに。NAOYAが勝利し、HAYATOの罰ゲームが決定した。

罰ゲームは昼公演と同じく、「メンバーそれぞれの好きなところを褒め称える」。
「誰から言ってほしいの!」というHAYATOの言葉にまずNAOYAが立候補。
「ナオくんの、出会った頃から好きなところがあるんだけど……眉毛の角度」
次、KENSHINの肩を抱いて「KENSHINも出会った頃から好きなところがある。それは高い……鼻」。
「TETTAはみんなにあんまり分からないかもしれないけど、上半身の筋肉のつき方がめちゃくちゃ好き」。「バランスがいいんだよね」とほめたたえた。
続いて、「REIちゃん!おいで」と呼び、「REIくんはめちゃくちゃ好きなところがあって……ちょっと腕まくってくれない? この、ぷにぷにの腕。触り心地がたまらないのよ」。
ラスト、「EIKUは全部好きなんだけど、このプルンプルンの唇!」と5人分を言い切った。
結果、罰ゲームでよりメンバーの良いところを知ることができ結果に。そして、褒め称える際のメンバー同士の距離感の近さが、仲の良さを感じさせてくれたのではないだろうか。

ここでしか観られないパフォーマンス、初披露の楽曲も

その後、プレゼントコーナーを挟み、後半戦へ。後半は昼・夜ともにほぼ同じセットリストながら、見どころのあるものに。
まずは「もうひとつボルテージあげていきたいと思います」というHAYATOの言葉と共に、最新曲「EVOL」を初披露した。
ラテンのメロディにのせて、激しいダンスと力強い歌声で、言葉通りに会場のボルテージをあげた。歌っている方もとても楽しそうなこの楽曲。自然と観ている側のテンションも上がっていく。

そして後半でも、FCツアーならではのユニット企画が展開された。
REIとTETTAがステージに残り、用意された椅子に腰を下ろす。「今までのライブで一度もやったことがない曲を」とTETTAが言い、披露されたのは「もっと大きな愛で包み込むから……(ONE N’ ONLY feat.K)」。
透明感のあるREIの歌声と柔らかなTETTAの歌声が重なる。本来なら、EIKUと3人で披露するところだったかと思うが、貴重な2人での披露に。夜の部ではTETTAが一瞬、詰まる部分があったがすかさずREIがフォローし、さすがのコンビネーションを見せた。
続いてNAOYA、KENSHIN、HAYATOで「CIRCLE」を。最新アルバム「Departure」に収録されている楽曲だが、初のラッパー3人での楽曲となり、こちらもライブ初披露となる。ファニーな衣装でもゴリゴリに激しく攻めていくスタイルは、前半とのギャップで客席の心を掴んでいく。

夜の部はクールな黒のスーツの衣装がマッチして、楽曲の世界観を強めていく。幾分鬱屈感も感じさせられるようなハードな演出も衣装によって雰囲気が異なってくるのが興味深い。
このあとのMCではHAYATOが「FCツアーのために温めていたと言っても過言ではない」と語っていた「CIRCLE」。TETTAも「ラッパー3人でのパフォーマンスをずっと見たかった」と待ちわびていた初披露だったことが分かる。

ユニットでの楽曲を披露したところで、続いて全員そろってメドレーへ。
スモークが立ちこめる中、「Category」を。間髪入れず「Dark Knight」。ライティングを巧みに使い、奥行きをみせたステージを展開していく。そして「YOUNG BLOOD」で激しいダンスと共に、力強いサウンドで会場を震わせる。
さらに「Step Up」でさわやかに。メンバーはタオルを、SWAGたちはペンライトを回し、一体感を高めた。

本編ラスト、昼公演は「My Love」、夜公演は「STARLIGHT~未来ノトビラ~」で締めくくった。

夜公演の本編を終えて、メンバーそれぞれからのメッセージは、FC公演が行えたこと、そしてSWAGへの感謝が込められていた。
「FCができてから、ずっとこういうライブをしたいと思っていたので、できて嬉しいです」と笑顔を弾けさせたNAOYA。「次はEIKUも一緒に。しっかりみんなにまた素晴らしいパフォーマンスを届けたいと思います」
KENSHINは「普段のツアーとはまた違ったファンクラブツアーができてうれしかったですし、これが2回目、3回目とどんどん続いていったらいいな、と思うし、これからもみんなで楽しいことを共有していきたい」と今後についても語った。
TETTAは「バラエティコーナーがあったり、いろんな歌を歌ったり、いつもと違うジャンルで。もっとFCが盛り上がっていって、いろんなことに挑戦して、いろんなところにみんなを連れていったりとかしていけるような、最高のファンクラブにできればいいな、と思います」

REIは「EIKUがいなかったのが寂しいんですが、みなさんがいつも応援してくれる熱い気持ちが僕たちの心を引っ張ってくださって。その気持ちがEIKUにも絶対に伝わっていると思います」と改めてSWAGに6人へのエールに対する感謝を伝えた。
そしてラスト、HAYATOは「このFCSWAG、また第2回、第3回と続けていけるようにしていきたいな、と思いますので、みなさんこれからもONE N’ ONLY愛してください!」と締めくくった。

アンコール、そして47都道府県ツアーの発表

大きなワンエンコールに呼ばれて始まったアンコールはこれも夏にはぴったりな「Sexy Beach Party Yes!!」からスタート。客席もペンライトを掲げ、手拍子をし、KENSHINの煽りに客席も跳ねる。

続いてポップでやさしい楽曲「Last Forever」、ラストは「Call Me」。EIKUのうちわをメンバーが手にし、全員がぎゅっと集まって歌っている様子はやっぱり和む。
さらに、会場も一緒に声を合わせて大合唱。改めて、ワンエンとSWAGの絆を確認し合った。

しかし、ライブはまだ終わらない。夜公演ラスト、ONE N’ ONLYからのお知らせとして発表されたのは47都道府県ライブツアー「ONE N’ SWAG ~Hook Up!!!!!!」の開催決定だ。
これだけでも大きな歓声が上がったが、さらにツアーファイナルの会場がパシフィコ横浜と発表されると割れんばかりの拍手が起こった。そんなSWAGを見てメンバーも顔をほころばせる。

「僕たち、ONE N’ ONLY、47都道府県ツアー開催決定!」とHAYATOが叫び、喜びを分かち合う。「いつもみんなにたくさん会いに来てもらってる分、今度は僕らがみんなの地元に行って、ライブしたい思います!」

そして、「ファイナルは初のパシフィコ横浜! 僕たちとしては最大のキャパシティのライブ会場なんですけど、この5周年、残り半年。このHook Up!!!!!!でパシフィコ横浜を目指して、あの会場をSWAGでいっぱいの景色を見たいと思います。まずはその前にみんなの地元に行って。みんなと最高の時間、過ごしていきたいです。本当に5周年イアー、勝負の年だと思っているので、ここでさらに何段階もレベルアップしていけたら。これからも一緒に駆け抜けてほしいな、と思います」

そんなHAYATOの言葉のあと、「なんか……泣けてきちゃった。47都道府県発表したら、みんながすごい喜んでくれるからさ…」とNAOYA。そして「頑張ります!!」と気合いを込めた声で伝えた。
「パシフィコという俺らがひとつ目標にしていたところでできるっていうのは、俺……絶対に満員にしたい!」とKENSHIN。「絶対に満員にして、次に繋げたい」そして「俺たちは本気ってことだから……みんな絶対来てくれよ!」
「初心にかえって、ほんとに下積みぐらいに戻って、それぐらいの気持ちで47都道府県臨んで、各地にいくたびに必ずSWAGを、いろんな場所のSWAGを自分たちのところに来てもらうぐらいの気持ちでやって、最後パシフィコにガッッ!と行きたいので、みなさんきてください、お願いします!」とTETTA。

「マジで嬉しいです」と落ち着いて、でも実感の籠った様子で言ったのはREI。そして「真面目な話をすると、コロナ禍になってライブ会場に行くことが怖くなった人、すごくいると思います。僕たちが47都道府県まわって、みなさんにできればやってほしいのは友達をなるべく誘って、僕たちのライブを1回見てほしいです。そしてパシフィコ絶対埋めます! マジで!」と最後は強い口調で伝えた。
「ここからONE N’ ONLY、まだまだ止まらないぞってところを見せて、みんなが応援してるワンエンってかっけぇんだぜ、って思ってもらえるようにがんばりたいと思います」とHAYATOが言い、会場からは期待と熱い拍手があふれた。

ここでHAYATOが締めくくろうとしたが、涙があふれ出したKENSHIN。
「なんか……本当に目指してたところだし、いろいろあったけど……」というKENSHINに、
「その思いを47都道府県にぶつけよう!」とTETTAが声をかけ、メンバーで頷きあった。
「ようやくパシフィコ!」とKENSHINが噛み締めるように、でも叫ぶように言うと、HAYATOがSWAGに向かって「ワンエン好きな人!」と呼びかける。会場からはもちろん大きなレスポンスが。そして「俺らも大好きだぜ!」と笑顔と共に伝えたONE N’ ONLY。

コロナ禍を経ての5周年。
さまざまなことを乗り越えながら、それでもステップアップし続けようとする彼らが目指すのはまた新たなステージ。ツアーファイナル、パシフィコ横浜での公演は2024年4月27日だ。
そこでどのようなONE N’ ONLYが観られるのか。今の彼らを観ていると、期待は高まるばかりだ。

取材・文:ふくだりょうこ 撮影:小坂茂雄、牧野孝彦

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