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ヴェルディの傑作『シモン・ボッカネグラ』が新国立劇場初演

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ヴェルディ円熟の傑作『シモン・ボッカネグラ』が11月に新国立劇場で初めて上演される。海の男シモン・ボッカネグラを題材にした力強い作品で、オペラファンなら必ず観ておきたい公演だ。

『シモン・ボッカネグラ』は、ヴェルディが43歳で作曲し、24年後の大幅改訂で一躍成功を収めた作品。14世紀に実在した初代ジェノヴァ総督シモン・ボッカネグラを題材に、平民と貴族の抗争、親子や恋人の愛憎が入り組むドラマが力強い音楽で描かれる。

フィエスコの沈痛なアリア「引き裂かれた父の心は」、アメーリアのロマンツァ「暁に星と海はほほえみ」、シモンとアメーリアの二重唱、ガブリエーレのアリア「わが心に炎が燃える」、シモンのモノローグ「慰めてくれ、海のそよ風よ」、そして緊迫した重唱や多彩な合唱など、聴きどころも満載。元海賊で名総督となるシモン(バリトン)、貴族階級で厳格な性格の宿敵フィエスコ(バス)をはじめ、ヴェルディならではの男声低音キャラクターの魅力が凝縮されている。

演出にあたるのは、長年オランダ国立オペラを率いて同歌劇場を変革し、2018年からエクサン・プロヴァンス音楽祭の総監督を務めるピエール・オーディ。新国立劇場オペラ芸術監督の大野和士が自ら指揮を務める。

■大野和士芸術監督からのメッセージ

2023/2024シーズンの新制作としまして、現在エクサン・プロヴァンス音楽祭の総監督である演出家ピエール・オーディを迎え、ヴェルディの最後期の作品が生み出される先駆けとなった『シモン・ボッカネグラ』の新国立劇場初演を行います。
主役のシモン・ボッカネグラにはロベルト・フロンターリ、娘アメーリアにはイリーナ・ルング、フィエスコには名バスのリッカルド・ザネッラート、アメーリアの恋人役のガブリエーレにはルチアーノ・ガンチほか、世界の第一線の歌手が揃い、貴族社会と平民社会、それとボッカネグラとアメーリアの間の親子の確執が、胸をえぐるような深い劇的な波となって皆さんの心に刻まれることでしょう。

新国立劇場 2023/2024 シーズン オペラ
ジュゼッペ・ヴェルディ
シモン・ボッカネグラ

プロローグ付き全 3 幕〈イタリア語上演/日本語及び英語字幕付〉
11月15日(水) 19:00
18日(土) 14:00
21日(火) 14:00
23日(木・祝) 14:00
26日(日) 14:00
新国立劇場 オペラパレス
※予定上演時間 約2時間45分(休憩含む)

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2345336

指揮 大野和士
演出 ピエール・オーディ
美術 アニッシュ・カプーア
衣裳 ヴォイチェフ・ジエジッツ
照明 ジャン・カルマン
舞台監督 髙橋尚史

シモン・ボッカネグラ ロベルト・フロンターリ
アメーリア(マリア・ボッカネグラ) イリーナ・ルング
ヤコポ・フィエスコ リッカルド・ザネッラート
ガブリエーレ・アドルノ ルチアーノ・ガンチ
パオロ・アルビアーニ シモーネ・アルベルギーニ
ピエトロ 須藤慎吾
隊長 村上敏明
侍女 鈴木涼子

合唱指揮 冨平恭平
合唱 新国立劇場合唱団
管弦楽 東京フィルハーモニー交響楽団

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