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湊かなえが北川景子の誕生日をサプライズで祝福! 『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』完成披露試写会開催

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『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』完成披露試写会

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WOWOWで9月10日(日) より放送・配信される『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』の完成披露試写会が8月28日(月) に開催。主演の北川景子、吉岡里帆、竹内涼真、黒木瞳、内田英治監督が登壇した。

本作は、湊かなえが2019年に作家生活10周年の節目として書き下ろしたミステリー長編『落日』を原作とした連続ドラマ。新進気鋭の映画監督と新人脚本家の2人が、映画作りのために15年前に起きた一家殺害事件の真相を探る中、それぞれが抱える“ある過去”と向き合っていく姿が描かれる。

物語の主人公となる映画監督・長谷部香役を演じた北川は、心の中に抱えているものがあるものの普段はそれを出さないように振舞っている香のキャラクターについて「さじ加減が難しかった」とコメント。内田監督からも「もっと抑えて」と言われる場面が多く「どれだけそぎ落とせるかという闘いだった」と振り返った。

北川景子

香から事件の映画化の話をもちかけられる新人脚本家・甲斐真尋役を演じた吉岡は、真尋のキャラクターを「脚本家としてプロになりたいんだけど、自分の夢を追いかけて良いのかもわからない人物」と説明。脚本家として活躍したい想いはあるものの、なかなか芽が出ない真尋だが、徐々に成長していく姿を表現するために「真実を知っていくことのつらさを乗り越えた先の成長を見せられたらいいなと思って演じました」と語った。

吉岡里帆

また、今回北川と吉岡は初共演となり、お互いの印象についてもコメント。北川は吉岡とは「話していて楽しかった」と言い、年下にも関わらず「同い年の友だちができた感じ」と笑顔を見せ、美容や食べ物の話などで盛り上がっていたことを明かす。

一方、そのコメントを聞いた吉岡は、北川からの「友だち」との言葉に感激。「美しい」「カッコいい」「オーラがある」など、北川の印象を並べつつ、そんな北川が「目線を合わせて気さくに話しかけてくれた」と振り返る。北川とは「この人はもしかしたら運命的な出会いかもしれない」と思うほどに分かり合えたとも述べ、2人はこの関係をこれからも「育んでいきたい」と声を揃えた。

香と真尋が調べる一家殺害事件の犯人とされ、死刑囚の身になった立石力輝斗役の竹内は、演じることは「きつかった」と告白。だが「大好き(笑)」と明言する内田組の現場が自身が30歳を迎えて最初の現場でもあり、「手応えはあった」と自信も見せた。

竹内涼真

真尋の師であり、著名な脚本家の大畠凜子役を演じた黒木は、真尋という存在に自分の経験の中で得たスキルを受け継ぐ役どころで、普段はしないものの役に自分自身を重ねることがあったと回顧。凜子の姿に「まだまだ私も未熟」「もっと頑張らないと」と気持ちを動かされたことを語った。

黒木瞳

本作の演出を務めた内田監督は、北川、吉岡とは初タッグだったため「クランクインする前はビビってた(笑)」と言うものの、現場に入ってみると「とてもやりやすかった」と述べ、2人からの豊富なアイディアや、お互いに共鳴しながら変わっていく姿を「見ていて楽しかった」と頬を緩めた。

また竹内と内田監督は、3年前に放送されたWOWOWオリジナルドラマ『竹内涼真の撮休』以来のタッグとなったことを司会者から触れられると、まずは竹内が「嬉しかった。こういう役ができるって思ってもらえて」とにっこり。ただその「期待に応えないと」と意気込んで現場に臨んでいたことも明かす。それに対して内田は「3年前とは違う彼が現場にいてびっくりした」と竹内の成長に驚かされたことを伝え「素晴らしい俳優にどんどんなっていく」と褒めた。

内田英治監督

他にも、内田は北川とは現場で音楽談義に花が咲いたことや、吉岡の声が好きで、それによって吉岡の「しゃべり方がうつった」というエピソードなどを披露し、笑いの起きる和やかな雰囲気を作り出していた。

そんな中、原作者の湊が大きな花束を持ってサプライズ登場。盛大な拍手と驚きの歓声で迎えられると、8月22日に誕生日を迎えた北川へ花束を渡して祝福。湊の登壇は知っていたものの、自分が祝われると思っていなかった北川は「まさか自分への花だとは思ってなかった(笑)」と驚きつつ、「(デビュー)20周年という節目に素晴らしい場所で原作者の湊先生にお花を頂けて嬉しい」と喜んだ。

湊はドラマ化への大きな期待を伝えつつ、実は撮影現場を訪問して、香と真尋が互いの本音をぶつけ合う重要なシーンを見学していたことを報告。その日、北川は肝となるシーンの撮影にいつもよりは緊張して現場に入ったというが、湊の纏うほがらかな雰囲気のおかげで「現場が明るくなった」と感謝。吉岡は現場に原作者が来るということに緊張し、思わず湊に自分の演技が「合ってますか?」と「答え合わせがしたくなった(笑)」という衝動があったことも白状しつつ、北川と同様、湊の雰囲気のおかげで現場全体が和んだと伝えた。

湊かなえ

イベントの最後に北川は「人間ってそれぞれみんな大なり小なり問題というか、人に言いたくないこととか、つらいこととか、過去とか悔いとか罪とかそういうものを背負いながら、蓋をして何とかやり過ごしながら折り合いをつけて日々を生きている生き物なんじゃないかなと思いました」と作品を通して得た想いを吐露。

その上で「人はそれぞれみんな違うけれども、生きているだけで価値がある存在なんだよ、それでもいいんだよという許しというか、救いというか、そういう優しい一筋の光が差すような作品」とアピールし、「一人でも多くの方にこの作品が届いてくれることを心から願っています」とメッセージを送った。

<番組情報>
『連続ドラマW 湊かなえ「落日」』

9月10日(日) スタート(全4話)
放送:毎週日曜午後10:00[第1話無料放送]【WOWOWプライム】【WOWOW4K】
配信:各月の初回放送終了後、同月放送分を一挙配信[無料トライアル実施中]【WOWOW オンデマンド】

番組公式サイト:
https://www.wowow.co.jp/drama/original/rakujitsu/

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