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【ライブレポート】チケットはソールドアウト! NOT WONK ワンマンライブ “ASSHOLE”

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「NOT WONK ONEMAN LIVE“ASSHOLE”」7月21日(金) 東京・新代田FEVER

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北海道・苫小牧を拠点とするオルタナティブロック・バンド、NOT WONK(ノット・ウォンク)が7月21日東京・新代田FEVERで2年ぶりとなるワンマンライブ「NOT WONK ONEMAN LIVE“ASSHOLE”」を開催した。チケットがソールドアウトした会場は、爆音のアンサンブルと興奮を抑えきれない観客との熱気に満ち、その熱に気圧されるように予定していた曲数を超えた全25曲を披露。

今回のライブではU-23チケットもあり、バンドと共にこの10年を歩んできたファンに加えて若いリスナーも混じり合った。様々な制限があったコロナ禍でのライブを経て、かき鳴らされる爆音と、この一体となった空間で心のリミッターをも解除していくようなワンマンとなった。

久しぶりのワンマンライブということで、1stアルバム『Laughing Nerds And A Wallflower』(2015年)から4thアルバム『dimen』(2021年)の4作のアルバムから満遍なくピックアップした曲が並び、各曲をアップデートすると共に壮大なうねりのあるストーリーとして響かせるロマンティックな流れを持った今回のライブ。

はじまりに、「お待たせ。NOT WONK、よろしく」と加藤修平(Vo/Gt)が軽い挨拶をすると、彼方から呼びかけるようなギターやベースのエコーが美しい「Love Me Not Only in Weekends」をスタートさせた。たっぷりとギターの咆哮を聞かせ空気を揺らしていく音響と、ジリジリと熱を上げていくアンサンブルの緊張感に観客は息をのみ頭から集中モードだ。サウンドのグラデーションに呼応して照明もペールトーンから暖色へと色を帯びていくと、フロアからは歓声が湧き「Not All」そして「Unsad」とビートの輪郭を濃くしていった。

ドラム、ベース、ギター&ボーカルという3ピースのシンプルな構成のNOT WONKだが、バンドアンサンブルが放つ厚みや奥行きはその数以上に多彩だ。変速的なビートが音の渦を織りなす「Shatterd」の恍惚感、アクセルを踏み込んでスピードを上げる「Count」など前半から重厚なサウンドで、フロアを揺さぶった。

中盤はよりNOT WONKの持つ歌心に焦点を当てた曲たちが並ぶ。管楽器的なビブラートを含んだ加藤の特徴的なハイトーンと、そこに重なる藤井航平(Ba)、高橋尭睦(Ds)とで織りなすアンサンブルが幻想的な「slow burning」や、UKロックの繊細なメロディが冴える「Don’t Get Me Wrong」。またパンク、ハードコアから古今東西のロックを甘美なフィルターに通した「spirit in the sun」での調べや、アルバム『dimen』の中でもギターアルペジオが60‘sライクでブライトなポップス「in our time」等々、じっくりと奏でていくサウンドに観客はゆらりと体を揺らし、またコブシや歓声をあげる。また、ガラリと空気を変えるようにアンサンブルの馬力をあげたのは、「The Ordinary」からのパンキッシュでアグレッシブなブロックだ。ドラムのカウントとともにかき鳴らしたノイジーなギターに叫びのような歓声が上がり、床から突き上げるようなスピード感のあるビートと低音のベースが観客を前のめりにさせる。会場を震わせる迸る轟音が爽快だ。

「Everything Flows」から「get off the car」と、ぐいぐいと加速していくアンサンブルと、歓声が混じり合ってボルテージをあげていく3人の白熱したプレイに、会場はさらなる歓喜が巻き起こっていった。今回は若い新たなファンも来てくれているのはもちろんだが、2年ぶりのワンマンで(コロナ禍の時間を考えるとそれ以上に久々に会場に足を運んだ人も多かっただろう)、バンドもファンもそれなりに歳を重ねてここで久しぶりに合間見えた感覚もあっただろう。

演奏後、あまりのエネルギッシュさにバンドも観客も肩で息をするような感じではあったが、そんな瞬間すらも楽しい。思わず饒舌になった加藤は、バンドをはじめた頃はこうして長く続けるとは思っていなかったと語る。

青春期から大人へと何かしらの折り合いをつけて進んでいくように、好きなことだけを追求していくのは難しい。でも音楽やバンド以上に最高だというものはないし、それだけの力や何かを変えるエネルギーが音楽やアートといったものにはあると、活動の中で実感もした。そんな話をした。熱っぽく語るその姿に、観客は声をあげ笑顔を見せるが、「これは、本気だからね」と言う。バンドはずっと続くから、どんなタイミングでもいいからまた会えれば。そう、力強く告げた。

そして終盤は、ロックな旅を続けていくかのように再び軽やかに地を駆っていく。地平線の向こうへと思いを馳せるがごときおおらかなメロディが響く「Landfall」、そしてじっくりと確かに時を刻んでいく「dimensions」からラストは「the place where nothing’s ever born」で、聴き手に問いかけるように、あるいは自らの深淵に向かって問い続けるように音を紡ぎあげていった。儚さの中にも、きらめきがある。そんなギターのリフレインに、大きな拍手と歓声が巻き起こった。予定ではここで終了だったが、湧き上がってくる思いが止まらなかったのだろう。さらに「Laughing Nerds And A Wallflower」、「I Wont’t Cry」、青さが迸る「Give Me Blow」でフロアをかき回していったNOT WONK。2年ぶりのワンマンライブで最高潮を更新して締めくくった。

Text:吉羽さおり Photo:桑島智輝

<公演情報>
NOT WONK ONEMAN LIVE “ASSHOLE”

7月21日(金) 新代田 LIVE HOUSE FEVER

セットリスト

01. Love Me Not Only in Weekends
02. Not All
03. Unsad
04. Shattered
05. Subtle Flicker
06. Of Reality
07. Count
08. Elation
09. slow burning
10. Don’t Get Me Wrong
11. spirit in the sun
12. in our time
13. Come Right Back
14. This Ordinary
15. Everything Flows
16. get off the car
17. The Bare Surface, I’ve Long for You
18. your name
19. Down the Valley
20. Landfall
21. dimensions
22. the place where nothing’s ever born
EN1. Laughing Nerds And A Wallflower
EN2. I Won't Cry
EN3. Give Me Blow

<イベント情報>
『RESURRECTION』

10月5日(木) 東京・WWW
OPEN18:15 / START19:00

出演:KOTORI / NOT WONK

【チケット情報】(前売)
一般:3,520円(税込)
U-19:2,919円(税込)
※ドリンク代別途必要

■先着先行受付:9月10日(日) 23:59まで
https://w.pia.jp/t/resurrection2023/

公式X:
https://twitter.com/notwonk_theband

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