PFF新企画「イカすぜ!70~80年代」chao!による書き下ろしイラスト到着。大森一樹監督作出演の斉藤由貴らから応援コメントも
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chao!による書き下ろしイラスト illustrator by chao!
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すべて見る9月9日(土)より開幕する「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」の新企画「イカすぜ!70~80年代」特集上映を記念して、人気イラストレーター・chao!が描き下ろしたレトロポップなイラストが到着した。
ぴあフィルムフェスティバル(PFF)は、自主映画を対象とした日本初の本格的なコンペティション「PFFアワード」をメインプログラムとした映画祭。招待作品部門では、メイン特集「イカすぜ!70~80年代」や、27年ぶりにPFFに帰ってくるフランスの名匠、アルノー・デプレシャン監督特集など、映画祭でしか観ることのできない上映企画、映画講座を予定している。
今年で第45回を迎えるPFFは、 2028年の第50回に向け新企画「イカすぜ!70~80年代」をスタート。PFFが誕生した1970年代から毎年10年区切りで、自主映画のみならず、当時の傑作の数々を上映する。第1弾となる今回は1970年代から80年代にかけて発表された自主映画から商業映画までをラインナップ。昨年11月に逝去した大森一樹監督を偲ぶ≪大森一樹監督再発見≫では、斉藤由貴の主演作『女優時代』を16ミリフィルムで、高岡早紀の主演作『悲しき天使』を35mmフィルムで上映するなど、当時の雰囲気を存分に味わえる特集となっている。また、東京にて大森監督作の追悼上映という形で企画上映を実施するのは初めてとなる。
そしてこの度、人気イラストレーター・chao!が描き下ろしたレトロポップなイラストが到着。当時流行ったファッションを着こなすキュートな女の子と男の子は、80年代に大森一樹監督作品でブレイクした斉藤由貴氏と吉川晃司氏をイメージしたもので、本イラストは限定ポストカードとして、映画祭上映会場ほかで配布される予定だ。
また、≪大森一樹監督再発見≫特集内で上映する『女優時代』(1988年)で宝塚から映画女優へ転身し、成長していく乙羽信子の半生を演じた斉藤由貴より、本特集に対しての応援コメントが到着。斉藤は、大森一樹監督作『恋する女たち』(1986年)、『トットチャンネル』(1987年)に主演するなど共に作品を作り上げてきた盟友ともいえる存在だが、大森監督やこの度上映する『女優時代』について、「大森監督と映画以外の場所でお仕事するのは、この『女優時代』が初めてでした」「乙羽信子という女優の生き様を、稚拙ながら精一杯、演じました。文字通り、古き良き時代を、ペーソスやセンチメンタルを楽しんでいただける作品だと思います」とコメントを寄せている。
さらに、大森一樹監督作『風の歌を聴け』(1981年)で商業デビュー、その後、多くの大森監督作品に出演し親交の深い女優の室井滋氏からは「監督が大切にされた“初心”を再発見できたら」と、本特集への期待が寄せられた。
【コメント全文】
■斉藤由貴(女優)
大森監督と映画以外の場所でお仕事するのは、この『女優時代』が初めてでした。映画の監督とテレビドラマの監督、向き合い方や空気感とか、何か違うのだろうか?と思いましたが、少なくとも私には、自分らしく楽しんで作品を作るという大森監督独特の気楽さと自由さは、映画とテレビという畑の違いはあれど、そのままのように感じました。いつも飄々としてて、軽い感じなのに目は笑っていない(笑)。そんな大森監督が撮った、乙羽信子という女優の生き様を、稚拙ながら精一杯、演じました。文字通り、古き良き時代を、ペーソスやセンチメンタルを楽しんでいただける作品だと思います。
■室井滋(女優)
私にとって大森監督は初めて出会った大人の監督さんでした。PFFに応募した仲間達の8ミリ映画の中から私を見つけて下さり、映画『風の歌を聴け』で"三番目の女の子"に配役して…。監督には感謝しかありません。もう、あの照れ臭そうな笑顔を拝見できないと思うと、胸がグーッと重い音をたてます。今回、追悼上映会で監督が大切にされた"初心"を再発見できたらいいなぁと思っております。
「第45回ぴあフィルムフェスティバル2023」開催概要
公式サイト
【東京】
日程:2023年9月9日(土)~23日(土) ※月曜休館
会場:国立映画アーカイブ(東京都中央区京橋3-7-6)
【京都】
日程:2023年10月14日(土)~22日(日) ※月曜休館
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
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