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芳根京子「実際にフランスに行った私だからできる表現ができれば」 『モネ 連作の情景』で音声ガイドに初挑戦

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『モネ 連作の情景』で音声ガイドのナレーションを務める芳根京子

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印象派を代表する画家、クロード・モネ(1840~1926年)が同一のテーマやモチーフを繰り返し描いた「連作」絵画に焦点を当て、国内外約40の美術館からモネの代表作が一堂に会する『モネ 連作の情景』が東京と大阪の2会場で開催。9月6日(水) 都内で記者発表会が行われた。

戸外での制作で風景に向き合い、自然の息遣いを感じられる作品を数多くのこしたモネ。同じ場所を、天候や時間、季節を変えて何度となく描き、モチーフの表情の変化や時の移り変わりを表現した「連作」という手法は、モネの画業を語る上で欠かすことができないものだ。

同展では、日本でも広く親しまれている「睡蓮」「積みわら」などをモチーフにしたモネの「連作」を軸に、自然の光や時間とのたゆまぬ対話を続けたその画業を、印象派以前の初期から晩年まで全5章で展観。日本初公開となる作品も含め展示される約60点以上の作品全てがモネの作品となる。

記者発表会には同展のナビゲーターを務め、音声ガイドのナレーションにも初挑戦する俳優の芳根京子が登壇。同展の特別番組(11月11日放送予定)の収録でフランスを旅してきたという芳根が、いちばん楽しみにしている展示はやはり「睡蓮」とのこと。

「フランスでモネが見てきた世界、描いてきた景色をたくさん見せて頂いたのですが、モネが人生の後半生で暮らしたジヴェルニーの家も訪問し、(モネが「睡蓮」を描いた)庭も拝見しました。なので世界中から「睡蓮」の連作が集められて、一度に同じ場所で、しかも日本で見られるというのはすごく楽しみです」

ほかにもモネが《印象・日の出》を描いたル・アーヴルを訪れたり、オランジュリー美術館やマルモッタン美術館でモネの作品を見たりと、フランスでの4日間の撮影は「モネづくしの4日間という感じでした」と芳根。

「私は勝手に“アートって難しい”と思い込んでいたのですが、全然そんなことはなくて。絵を見て感じた、あふれてくる感情に間違いはないんだなと、否定されることはないんだ、と今回の旅を通して思いました。絵を見ているだけでパワーとかエネルギーとかダイレクトに感じるものがあって、たった4日間の旅でしたけど、人生が豊かになったしもっともっと豊かにしたいとすごく思いました」と、得るものの大きな旅となった様子。

これから収録するという音声ガイドについても、「実際にフランスに行った私だからできる表現ができればいいなと思っています。モネの絵を見ている方のお邪魔にならないよう、すっと寄り添える音声ガイドを心掛けたいですね。」と意気込みを語った。

<開催概要>
『モネ 連作の情景』

2023年10月20日(金) ~2024年1月28日(日) 、上野の森美術館にて開催
https://www.monet2023.jp/

※2024年2月10日(土)~5月6日(月・祝) 大阪中之島美術館へ巡回