「グランツーリスモ」特別映像、鬼教官役のデヴィッド・ハーバーが参加者たちをしごく

レーシングゲームをもとにしたハリウッド映画「グランツーリスモ」より、デヴィッド・ハーバー演じるジャックにフィーチャーした本編特別映像が到着した。

本作では、ゲーム「グランツーリスモ」のトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するために立ち上がったGTアカデミーを舞台に、夢に向かって奮闘する人々の姿が描かれる。アーチー・マデクウィが主人公のヤン・マーデンボロー、オーランド・ブルームがGTアカデミーを発足させるダニーを演じた。

元レーサーとしてGTアカデミーの指導を引き受けたジャック。YouTubeで公開された映像には、ジャックが参加者たちに「レース中にかかる“G”はロケット打ち上げ時の2倍だ。その過酷な条件の中、生死を分けるコンマ1秒の判断を強いられる」とこの世界の厳しさを教え、「覚悟がないなら今すぐ立ち去れ」と辛辣な言葉を浴びせるシーンが収録された。

ハーバーは、鬼教官という自身の役どころについて「彼も本心では、“なんとしてでもこの若者たちを成功させてやりたい”と考えていると思いますよ。また、彼自身の人生も映し出されていると思います。彼にも情熱を傾けていたものがあったけれど、人生のある時点であきらめてしまった。とてもつらく、悲惨な思いをしたからです。そのことを彼はずっと悔いてきました。そんな彼がヤンに会ったとき、これは、ヤンにとって夢を叶えるチャンスであると同時に、自分にとっても、20年前に乗り越えられなかったものを成し遂げるチャンスだと感じたと思います。彼がヤンとともに乗り出したのは、ヤンにとってもジャックにとっても多くのものが懸った旅なんだと思います」と語っている。

ニール・ブロムカンプ監督作「グランツーリスモ」は、9月15日より全国でロードショー。