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土田英生の「燕のいる駅」開幕に和田雅成「どんなお客様にも寄り添う作品に」

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左から土田英生、高月彩良、和田雅成、久保田磨希。(撮影:宮川舞子)(c)ニッポン放送

MONOの土田英生が作・演出を務め、和田雅成らが出演する「燕のいる駅-ツバメノイルエキ-」が、9月23日に東京・紀伊國屋ホールで開幕した。

「燕のいる駅」は1997年に初演された作品。2005年には宮田慶子演出、相葉雅紀主演バージョンが披露されたほか、2012年には土田自らの演出で決定版が上演された。今回は土田自身が大幅に脚本をブラッシュアップし、演出も担当する。出演者には和田のほか、高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典、尾方宣久、久保田磨希が名を連ねた。

舞台はある春の日の午後、埋立地に位置するテーマパークの最寄り駅・日本村四番。駅には駅員と売店の女、その友達、電車に乗り遅れた会社員らが集まり、たわいもないやりとりをしていた。しかしいつもと違うのは、電車が一向に来ないことで……。

のんびり屋の駅員・高島を演じる和田は「9月18日の通し稽古を終えたあとに、土田さんが僕に『今日は紛れもなく高島だった』という言葉をくれたので、自信がつきました。『こういう方向を目指せば、舞台上でしっかりと高島として生きていけるんだな』と思うので、毎日毎日ブラッシュアップできたら」と役作りについての思いを明かし、「どんなお客様にも寄り添って、その日をがんばる力になる作品だと思うので、土田さんの世界観をしっかりお届けできたらと思っています」と意気込みを述べた。

また土田は「これは25年くらい前の作品なので、今に合うようにと意識して書きました。それからキャストの皆さんを想定して書き直したところもあるので、フィクションの世界の空気と俳優さんが舞台上で醸し出す空気がうまく調和しているのではないかと思います」と言い、「お客さんにもこの空気を一緒に体験していただきたいと心の底から思っています」と観客にメッセージを送った。

東京公演は10月8日まで行われ、14日には大阪・松下IMPホールでも上演される。なお一部公演ではアフタートークや、カーテンコール撮影会が開催される。

「燕のいる駅-ツバメノイルエキ-」

2023年9月23日(土・祝)~10月8日(日)
東京都 紀伊國屋ホール

2023年10月14日(土)
大阪府 松下IMPホール

作・演出:土田英生
出演:和田雅成 / 高月彩良、小沢道成、奥村佳恵、佐藤永典 / 尾方宣久 / 久保田磨希