Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
Download on the App Store ANDROID APP ON Google Play
ぴあ 総合TOP > 3人の名手たちが織りなす「愛しの夜」

3人の名手たちが織りなす「愛しの夜」

クラシック

ニュース

ぴあ

続きを読む

ソプラノの隠岐彩夏、ヴァイオリンの矢部達哉、そしてピアノの横山幸雄という、豪華なメンバーによる素敵なコンサートが開催される。その名も「愛しの夜」と題されたステージには、シューマンの歌曲集『女の愛と生涯』を筆頭に、同アラベスク、R.シュトラウスの『薔薇のリボン』『ツェツィーリア』『明日』といったロマンティック極まりないプログラムがずらりと並び、秋の夜長を彩る素敵な時間が楽しめそうだ。

そもそもなぜこの3人の共演なのだろう。その答えは、ヴァイオリンとピアノのデュオとして長く共演を重ねてきた矢部達哉と横山幸雄のコメントの中にある。

「彩夏さんの登場は、隠れた才能が輝く瞬間でした。彼女の歌声が初めて響いたとき、僕と横山さんは、その魅力にたちまち引き付けられました。彩夏さんの声は、“ストラディヴァリウスのよう”と形容したい美しさで、その暖かさと艶で人々の心を満たします。彼女のような才能を持つ歌手がいることはまさに奇跡と言えます。彼女の歌を聞くと、心の中のあらゆる不快感が消え去り、安らぎに満たされます(矢部達哉)」

「2年ほど前のこと、彩夏さんが初めてリハーサルに登場し、歌い始めたその瞬間に、我々のかけがえのない素晴らしい仲間がまた新たに1人増えた喜びを心の底から実感しました。客席で聴いていた矢部さんは、たったの5秒でその素晴らしさに度肝を抜かれたそうです。あれから2年の時間の経過と経験がさらなる高みへと導いてくれていることでしょう。同じステージに立つものとしてもドキドキワクワクしています。(横山幸雄)」

まさに絶賛ではないか。お互いに信頼し合う3人のステージとはいったいいかなるものか。まさにワクワクドキドキが止まらないとはこのことだ。

隠岐彩夏(ソプラノ)・矢部達哉(ヴァイオリン)・横山幸雄(ピアノ)
3人のトップ・アーティストたちによる「愛しの夜」

■チケット情報
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=2325754

11月21日(火) 19:00開演
第一生命ホール
https://www.japanarts.co.jp/concert/p2052/

●隠岐彩夏 Ayaka Oki(ソプラノ)
岩手大学教育学部卒業。東京藝術大学大学院修士、博士後期課程修了。R.シューマンの歌曲を研究し博士号取得。文化庁新進芸術家在外派遣研修員としてニューヨークにて研鑽を積む。第20回友愛ドイツ歌曲コンクール第1位、文部科学大臣賞受賞。第85回日本音楽コンクール声楽部門第1位、岩谷賞(聴衆賞)、E. ナカミチ賞受賞。15年三菱地所賞、19年東奥文化選奨受賞。歌曲とオラトリオに幅広いレパートリーをもち、J.S. バッハ「マタイ受難曲」、ヘンデル「メサイア」、ハイドン「天地創造」、モーツァルト、フォーレ「レクイエム」、メンデルスゾーン「エリヤス」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、マーラー「交響曲第4番」等のソリストを務める。オペラでは『魔笛』パミーナ、『愛の妙薬』アディーナ、『ラ・ボエーム』ミミ、ムゼッタ等を演じている。NHK-E テレ「クラシックTV」等のメディアや《ディズニー・オン・クラシック》全国ツアーに参加する等幅広く活躍中。22年にはインバル指揮都響、ノット指揮東響、それぞれの「第九」でソリストを務めた。キングレコードより初のソロCD『Dearest Night 愛しの夜』をリリース。「レコード芸術」誌にて特選盤に選出される。三島せせらぎアンサンブルメンバー。二期会会員

●矢部達哉 Tatsuya Yabe(ヴァイオリン)
1990年22歳の若さで東京都交響楽団のソロ・コンサートマスターに抜擢され現在に至る。97年、NHK「あぐり」のテーマ演奏で大きな反響を呼ぶ。室内楽、ソロでも活躍し、朝比奈隆、小澤征爾、若杉弘、フルネ、デプリースト、インバル、ベルティーニ、A.・ギルバート等の著名指揮者と共演。94年度第5回出光音楽賞、平成8年度村松賞、96年第1回ホテルオークラ音楽賞受賞。ソニークラシカル、オクタヴィア・レコード、キングレコードよりCDを発売。トリトン晴れた海のオーケストラ・コンサートマスター、三島せせらぎ音楽祭アンサンブルメンバー代表。
https://www.japanarts.co.jp/artist/tatsuyayabe/

●横山幸雄 Yukio Yokoyama(ピアノ)
ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少入賞を果たす。2010年ショパン生誕200年を記念して行われた14時間に及ぶ演奏会「入魂のショパン」はギネス世界記録に認定され、翌年には自らのギネス記録を更新。さらに、ショパンが生涯で作曲した全作品(240曲)を3日間で演奏するという前人未踏のプロジェクトを大成功させDVDとしてリリース。また、ベートーヴェン生誕250周年にあたる2020年には、2日間でソナタ全曲を演奏する偉業を成し遂げ、全編収録DVDを発表。最新CDはデビュー30周年記念公演のライヴ録音「横山幸雄 ショパンピアノ協奏曲第1番&第2番他」(Sony Music)。教育者、音楽プロデューサーとしても活躍。数々の音楽大学で客員教授として教鞭を取り、故中村紘子女史の遺志を引き継ぎ日本パデレフスキ協会会長を務めている。
https://yokoyamayukio.net
https://www.japanarts.co.jp/artist/yukioyokoyama/