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小津安二郎の生誕120年を記念したBlu-ray BOX発売決定 オリジナルに近い形で修復した『父ありき』も収録

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小津安二郎生誕120年記念Blu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』展開図

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映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念したBlu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』が、12月20日(水) に500ボックス限定で発売されることが決定した。

今回のボックスには、サイレント映画の傑作と高く評価されている『大人の見る繪本 生れてはみたけれど』、小津作品には珍しい和製ギャング映画『非常線の女』(サイレント)、戦時下で撮影された、小津作品の常連・笠智衆の初の主演作『父ありき』、戦後第1作、大船撮影所の名優たちが再集結し描いた人情喜劇『長屋紳士録』、戦後の日本が抱える厳しい現実に焦点を当て、苦悩する女性の姿を描き、小津監督の作品の中でもひときわ異彩を放つ『風の中の牝雞』といった、いずれも初のBlu-ray化となる5作品を収録。なお収録作品は4Kデジタル修復版となる。

中でも、公開当時のオリジナル版は本編尺が94分と記録に残る『父ありき』は、戦後占領期に再公開される際、GHQの検閲で多くのシーンがカットされ、松竹に残る原版尺は87分と短いものだった。今回、ロシアで発見され国立映画アーカイブが保管しているプリントと松竹に残る原版を比較し、欠落している個所を組み合わせることで、本編尺92分という1942年公開時のオリジナル版に限りなく近い状態での修復が実現。同窓会の場で、笠智衆が演じる父・周平が詩吟を見事に吟じるシーン、そしてラストシーンの背景に流れる楽曲「海ゆかば」など、今までは観ることができなくなっていたシーンを楽しむことができる。

<リリース情報>
小津安二郎生誕120年記念Blu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』

12月20日(水) リリース
価格:28,600円(税込)
※500BOX限定

小津安二郎生誕120年記念Blu-ray BOX『5 FILMS of OZU 永遠なる小津の世界』カバー立体画像

【収録作品】
『大人の見る繪本 生れてはみたけれど デジタル修復版』(サイレント)
『非常線の女 デジタル修復版』(サイレント)
『父ありき デジタル修復版』
『長屋紳士録 デジタル修復版』
『風の中の牝雞 デジタル修復版』

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