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ミステリーサスペンスの名作『八つ墓村』『この子の七つのお祝いに』が「プラス松竹」で配信スタート

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『八つ墓村』 (C)1977松竹株式会社

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Amazonプライムビデオ「プラス松竹」チャンネルにて、ミステリーサスペンスの名作『八つ墓村』と『この子の七つのお祝いに』の2作品の配信がスタートした。

『八つ墓村』は、総製作費7億円(現在での約15億円規模)と2年3カ月もの期間をかけ、総勢120名の豪華キャストと2000名を超えるエキストラという破格のスケールで、横溝正史の小説をオカルトホラー色を強調し映画化した超大作。監督・野村芳太郎、脚本・橋本忍、撮影・川又昂、音楽・芥川也寸志ら『砂の器』のスタッフに、萩原健一、渥美清ほか豪華キャストが共演。懐中電灯を頭に巻き付けた山﨑努による大虐殺シーンはトラウマ必至の強烈なインパクトを残し、「たたりじゃ~!」のセリフはオトナから子供まで誰もが知る当時の流行語となった。

『この子の七つのお祝いに』は、怨念に満ちた女の情念の世界と血塗られた愛憎劇を描き、「第一回横溝正史賞」を受賞した斉藤澪の小説が原作。『黒の超特急』『陸軍中野学校』『痴人の愛』『華岡青洲の妻』『動脈列島』の名匠・増村保造が、岩下志麻、根津甚八、岸田今日子ら豪華キャストを得て独特の陰影に富んだ色彩設計による映像美で映画化し、結果的には増村の映画監督作としての遺作となった。『ルパン三世』シリーズで知られる大野雄二による音楽も聴きどころ。

<作品情報>
『八つ墓村』

『八つ墓村』 (C)1977松竹株式会社

今から400年前。戦国時代、山あいのある村に流れ着いた八人の落武者たち。しかし村人たちは彼ら尼子一族に懸けられた恩賞金に目がくらみ、皆殺しにする。その後、奇怪な出来事が続発。惨殺した8人の落武者に祟られている。いつからか、この村は八つ墓村と呼ばれるようになった。そしていま、忌まわしい血を持つ寺田辰弥(萩原健一)が妖艶な未亡人・森美也子(小川真由美)と共にこの八つ墓村に帰ってきた。村人たちが恐れるなか、再び血にまみれた戦慄の事件が次々と村を襲う。怨念か。それとも計画的な殺人か。御存知の名探偵、金田一耕助(渥美清)が登場。名推理が奇妙な事件を飄々と紐解いていくのだが……。

原作:横溝正史
監督:野村芳太郎 脚本:橋本忍
撮影:川又昂 音楽:芥川也寸志
出演:萩原健一、渥美清、小川真由美、山崎努、山本陽子、市原悦子、中野良子、藤岡琢也、大滝秀治、田中邦衛、下條アトム、夏八木勲 ほか

1977年劇場公開 / カラー / 約151分
(C)1977松竹株式会社

『この子の七つのお祝いに』

『この子の七つのお祝いに』 (C)1982松竹株式会社

次期総理の座を狙う大臣の秘書、秦一毅(村井国夫)の家に出入りしていた池畑良子(畑中葉子)の惨殺死体が発見される。政界の闇を暴こうと良子に接触していたルポライターの母田(杉浦直樹)は、秦の内妻で占い師の青蛾(辺見マリ)の身辺を探っていたのだ。母田は後輩記者の須藤(根津甚八)に協力を請う。その時に初めて会ったバーのママ、ゆき子(岩下志麻)に惹かれる母田。ふたりは密会を重ねる。そんな矢先、青蛾の正体を突き止めた母田が謎の死を遂げた。母田に代わって事件の真相を探るため、会津に向った須藤がそこで彼が目にしたのは……。

原作:斉藤澪
監督:増村保造
脚本:松木ひろし、増村保造
撮影:小林節雄 音楽:大野雄二
出演:岩下志麻、根津甚八、杉浦直樹、岸田今日子、辺見マリ、村井国夫、芦田伸介、畑中葉子、中原ひとみ、坂上二郎、室田日出男、名古屋章 ほか 

1982年劇場公開 / カラー / 約111分
(C)1982松竹株式会社

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