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石黒英雄「最後まで一人も欠けることなく突っ走っていきたい」 タクフェス第11弾『晩餐』開幕

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タクフェス第11弾『晩餐』 (撮影:友澤綾乃)

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タクフェス第11弾『晩餐』が、10月7日(土) に飯能市市民会館 大ホールで開幕した。

宅間孝行が作・演出を手掛ける本作は、宅間自身も最高傑作と自負し、タクフェス第1弾で2013年に初演をしたのち一度も再演をしておらず、10周年を記念して満を持しての上演となった。

舞台は吉祥寺の井の頭公園に隣接したシェアハウス「イノヘッド」。小説家志望のシェフ高槻純二(石黒英雄)や純二の恋人である山科舞子(入山杏奈・高柳明音/Wキャスト※この日は高柳が出演)のほか、キャバクラ嬢の江田島安芸(中野恵那)、外国人のナタリー(菅原ブリタニー)が住んでいる。管理人の常滑さん(浜谷健司)が「イノヘッド」の案内をしているのは、新たに入居する登別くん(大薮丘)だ。そして、安芸の部屋にはなぞの男三条弥彦(櫻井佑樹)が身を隠している。

そこに60年後の未来から、天才少女・中野たま(森迫永依)が発明したタイムマシンで、純二の息子・高槻耕太郎(宅間孝行)とその妻・氷見子(加藤貴子)がやってくる。彼らは、耕太郎を生んだあとすぐに亡くなった母に会うことが目的だった。

未来からやってきた耕太郎と氷見子、そしてたまは、自らの身元を伝えることは決して許されないため、「イノヘッド」の住人たちから宇宙人や旅芸人として疑われるものの、正体を隠すために悪戦苦闘する。そんな中、ナタリーの彼氏で東大生の大牟田くん(広田亮平)は彼らの正体に気付いてしまい、「イノヘッド」はさらに混乱の渦に巻き込まれていく。テンポの良い掛け合いに、観客からは笑い声が鳴り響いていた。

物語が進むにつれ、舞子が亡くなった理由が明らかになり、それぞれの葛藤と決断の連続に、笑いの場面とは一変し、会場が涙で包まれていった。時空を超えた家族は、どんな結末を選ぶのか。まさに、家族愛をテーマにしたハートフルコメディだ。最後にはダンスタイムも開催。こぼれ落ちた涙もどこかへ。最後は笑顔で、ほっこりとした余韻に浸ることができる。

カーテンコールでは、主演の石黒が「無事初日を迎えることができました。お越しいただき、ありがとうございます! 最後まで一人も欠けることなく突っ走っていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします!」と感極まりながらも力強くコメントした。

さらに、開幕日と同日の10月7日に誕生日を迎えた江田島安芸役の中野の誕生日を祝福。中野は共演者により天然っぷりを暴露され、宅間から稽古場でも話題になったということわざクイズが出題された。石の上にも“60年”!、馬の耳に“30年”!、猿も“木登り大好き”!と珍回答を連発し、中野は「もっと賢くなります!」と23歳の抱負を掲げ、観客から爆笑と大拍手のプレゼントを贈られた。

タクフェス第11弾『晩餐』は、これより全国5都市(仙台・大阪・札幌・名古屋・東京)にて上演される。

■宅間孝行 コメント
今回はいろんなことがあって大変だったんですが、まずは皆さんにご覧いただけるような『晩餐』が完成したと思っております。公演を追うごとにブラッシュアップされていくと思いますので、今後訪れるお皆さん、日々進化する『晩餐』をお楽しみに!

■石黒英雄 コメント
開幕したことにほっとしていると同時に、これからがスタートだなという気持ちです、各公演によって反応が変われば舞台も変わっていくことが醍醐味だと思っています。宅間さんからの教えの通り、ひとつひとつのお芝居に甘えることなく、みなさんと楽しんで行きたいです。

■高柳明音 コメント
個人的にはタクフェスに初めて参加というのもありますし、自分史上一番の急遽の出演が決定して、1週間ちょっとのお稽古で叩き込んでいただいたというのもあり、無事に初日を迎えられてよかったなーというのが第一です。ダブルキャストの入山杏奈ちゃんとは、一緒に切磋琢磨してきましたが、全然違う舞子になっているので、そこもぜひ観にきてほしいです。私が演じる舞子は、愛知県名古屋市出身という設定にしていて、舞子らしさを名古屋弁でa表現しています。ダブルキャストで最後まで頑張りたいです。

■森迫永依 コメント
26年間生きてきて今日が初めての舞台出演でした。すごく楽しくて、お客様の生の吐息や笑い声が聞けることは自分にとってとても力になるんだと実感しました。緊張もありましたが、それよりも楽しいと思う気持ちが強くてあっという間の2時間半でした。これから終わりに向かっていくというのはものすごく寂しい気持ちではありますが、残りの公演も一分一秒とも気を抜くことなくみんなで走り抜けたいと思っています!

■浜谷健司(ハマカーン) コメント
飯能で初演を迎えました。これで気を許す訳ではないですが、今までお稽古してきた中では、一番良い出来だったんじゃないかなと思います。お客様の反応に助けられました。個人的には、常さんがスベりに対する耐久性を高められるかが勝負になってくると思うので、ぜひ今後も応援してください!

■広田亮平 コメント
今日無事に初日を迎えられて、あーやっと安心!という気持ちです。稽古中はお客様の反応がないので、これで大丈夫かな?という不安があったのですが、今日本番を通して、これから前に進んでいけるんじゃないかという自信になりました。『晩餐』は個人的に好きな作品なので、初日のカーテンコールでもう既に泣きそうでした。大千穐楽では大泣きになるのかな。泣かないように頑張ります!

■大薮丘 コメント
初日が終わってほっとしました。お稽古ではお客様の反応がわからなかったので、本番でここでこういう反応がくるんだ!というのがすごくわかることができました。宅間さんが稽古で言っていたことが、舞台上で本当に実現していく感じが、本当にすごいなと演じながら思っていました。このまま最後まで一生懸命頑張っていきたいと思います。

■櫻井佑樹(劇団EXILE) コメント
無事初日を迎えることができて、まずはほっとしています。これから長い期間の公演が始まるので、最後の最後までブラッシュアップを重ねてもっと良いお芝居をお届けできるように頑張ります。そして、何事もなく千穐楽を迎えられるようにみんなで走り抜きたいと思います。

■中野恵那 コメント
初日を皆さんと迎えることができて本当に嬉しく思っています。カンパニーの皆さんやお客様と作る舞台がこんなにも素敵なんだということをこの『晩餐』で感じることができ、タクフェスに出ることができて本当に良かったです。これからも宅間さんにご指導いただきながらより良い作品にできるように江田島安芸という役をもっともっと磨いて頑張っていきたいです。

■菅原ブリタニー コメント
本日初日を迎えることができ、「やっと!」という感じです。この1カ月、素敵なメンバーと素敵な演出家である宅間さんのもとで切磋琢磨しながら頑張ってきました。ようやくお客様の前でお見せすることができ、これからがスタートなんですが一旦の一区切りとしてとても幸せに思います。ありがとうございます!

■加藤貴子 コメント
みなさん怪我もなく、無事幕が開けられて本当によかったです。お客様が入って一つの舞台が完成するんだなということを実感しました。お客様の反応で私たちも育てられるんだなと感じました。最終日まで丁寧に全力を出して頑張りたいと思います。

撮影:友澤綾乃

<公演情報>
タクフェス第11弾『晩餐』

作・演出:宅間孝行

【出演】
石黒英雄 入山杏奈(Wキャスト)高柳明音(Wキャスト) / 森迫永依 浜谷健司(ハマカーン) / 広田亮平 大薮丘 櫻井佑樹(劇団EXILE) 中野恵那 菅原ブリタニー / 加藤貴子 / 宅間孝行

【公演日程】
※終了分は割愛

仙台公演:2023年10月15日(日) 電力ホール
大阪公演:2023年11月16日(木)〜11月19日(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ福
札幌公演:2023年11月24日(金)〜11月25日(土) 道新ホール
名古屋公演:2023年12月1日(金)〜12月3日(日) 名古屋市公会堂
東京公演:2023年12月8日(金)〜12月17日(日) サンシャイン劇場

チケット情報:
https://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventBundleCd=b2345956

公式サイト:
http://takufes.jp/bansan2023/

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