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竹下景子が「家族が愛おしくなる芝居」と語る、「アカシアの雨が降る時」開幕

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「アカシアの雨が降る時」より。(撮影:田中亜紀)

鴻上尚史が作・演出を手がける「アカシアの雨が降る時」が本日10月14日に東京・新国立劇場 小劇場にて開幕。それに先駆けて昨日、ゲネプロが行われた。

2021年に初演された「アカシアの雨が降る時」は、3世代の登場人物たちが紡ぐ、時と記憶を巡る家族の物語。劇中では、自分を20歳の大学生だと思い込み、自分の孫を大学時代の恋人だと信じている女性と、彼女の幻想を守ろうとする息子と孫の姿が描かれる。鴻上が再び演出を担う今回、出演者には竹下景子、鈴木福、松村武が名を連ねた。

開幕に際し竹下は「この話は家族の話ですが、今生きている状況と青春時代のお話しがクロスオーバーして刺激的で魅力的な作品です。3人なので慌ただしくもありますが、やりがいのある作品です。鴻上さんご自身のエピソードも織り込まれている、家族が愛おしくなるような心に沁みる芝居ですので、皆さま楽しみにしてく ださい」とコメント。

鈴木は「僕が演じる陸の目線だったり、陸のお父さん、おばあちゃんそれぞれの視点で見ることで感じ方が違う作品だと思います。僕自身この作品に出逢えたことを嬉しく思います。今、これからどう生きていくか、悩みや不安抱えている方いらっしゃるかと思いますが、そんな皆さんに見ていただいて何か感じていただけたらと思っています。是非劇場に来ていただきたいです」と観客にメッセージを送る。

松村は「初演も出演しておりましたので、余裕を持っていましたが、台本とは違う台詞をしゃべっています(笑)。3人芝居で、出入りも忙しく台詞も多いので間違えないように頑張ります! 3人芝居で3世帯の話は珍しいと思います。全国どこで上演しても心に響く作品になるかと思いますので、お待ちいただければと思っております」と話す。

鴻上は「どのお客様にご覧いただいても、感情移入できる、笑って泣ける芝居になっていると思います。3人の大変なセリフの量と舞台上に出たり入ったりを楽しんで頂けたら嬉しいです 福さんはこの役のために生まれて初めて髪の毛を染めました! 染めた割にはあんまり分からなくて...(笑)。国民の息子が大学生になり、二十歳の設定で山ほどセリフをしゃべりますので、お楽しみください!」とアピールした。

東京公演は10月22日まで。本公演はその後、11月3日に兵庫・神戸朝日ホール、11日に石川・北國新聞赤羽ホール、17日に岩手・盛岡劇場 メインホール、19日に岩手・アンバーホール 小ホール、28・29日に愛媛・あかがねミュージアム、12月3日に大阪・すばるホール 2Fホールにて行われる。

「アカシアの雨が降る時」

2023年10月14日(土)~22日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

2023年11月3日(金・祝)
兵庫県 神戸朝日ホール

2023年11月11日(土)
石川県 北國新聞赤羽ホール

2023年11月17日(金)
岩手県 盛岡劇場 メインホール

2023年11月19日(日)
岩手県 アンバーホール 小ホール

2023年11月28日(火)・29日(水)
愛媛県 あかがねミュージアム

2023年12月3日(日)
大阪府 すばるホール 2Fホール

作・演出:鴻上尚史

キャスト

桜庭香寿美:竹下景子
木村陸:鈴木福
桜庭俊也:松村武